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旅先いい話

「幼い子供を連れて富士登山。途中で財布を落としてしまい、下山のためのバスにも乗れなくなって...」(埼玉県・70代男性)

大山 雄也

大山 雄也

2022.01.07 11:00
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2~3時間歩いても、目的地にはたどり着かず...

こうなったら御殿場駅まで何時間かかっても、徒歩しか手段はありません。

しかし2~3時間歩くと、子供たちが「足が痛い」「お腹が空いた」とぐずり出し、周囲も段々暗くなって来て途方にくれました。

親子で長時間の徒歩移動(画像はイメージ)
親子で長時間の徒歩移動(画像はイメージ)

そんな時でした。1台のワゴン車がそばに停まったのです。乗っていたのは親子連れでした。

「乗っていきませんか」

彼らはそう声をかけてくれました。そこで私たちの事情を話したら、

「困った時はお互い様です」

と言って、御殿場駅まで送って行ってくれたんです。

お礼をしようにもお金がありませんから、心からの感謝を伝えて別れました。あまりの嬉しさと、「これで家まで帰れる」という安堵で、名前や住所を聞くのを忘れてしまいました。

車内には電気工事の道具があったから、御殿場の町の電気屋さんの親子だと思います。彼らのおかげで無事に家に帰る事ができました。

今でも助けられたのが忘れられず、あの親子を思い出します。

「忘れられない旅先でのエピソード」、ありますか?

富士山の5合目から御殿場駅まで――50年前の状況はわからないが、今Googleマップでルート検索してみると、とても徒歩の距離ではない。小さな子供たちにとってはなおさらだ。

車に乗せてもらえた時、彼らはどれだけ安心したことだろう。

皆さんにも、旅先や出張先での忘れられない思い出はあるだろうか。

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