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寅年の初詣にぴったりかも...! 東京で「狛虎」に会えるお寺を巡ってみた【前編】

井上 慧果

井上 慧果

2021.12.31 08:00
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来年の初詣はどこに行くか、皆さんもう決まっているだろうか。

ご存知の通り、2022年は「寅」年。全国には神社仏閣の前でよく見かける狛犬ならぬ「狛虎」、虎の形をした石像が祀られているお寺がいくつか存在している。

そこでJタウンネット記者は、一足先に都内4か所にある「狛虎」のいる寺院を巡ってきた。

東京狛虎めぐり、スタートです
東京狛虎めぐり、スタートです

個性豊かな「狛虎」たちを、読者の皆さんにもぜひご紹介しよう。

まだ初詣先が決まっていないという人は、来年の干支である「虎」に会いに行ってみる――というのは、いかがだろう?

今回ご紹介するのは、新宿区にある「善國寺」と、港区にある「正傳寺」だ。

長いしっぽがウニョン!

「善國寺」は、JR飯田橋駅から徒歩7分。1595年に創設され、「神楽坂の毘沙門天」として有名な日蓮宗の寺院であり、区の有形文化財に指定されている毘沙門天像がまつられている。

石の虎が設置されているのは、本堂の手前だ。

本堂前に対の虎が(画像が編集部撮影)
本堂前に対の虎が(画像が編集部撮影)

この2体も「善國寺の石虎」として、区の有形民俗文化財に指定されている。

なぜ、虎なのか。同寺の公式ウェブサイトによれば、

「毘沙門天は寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻にこの世にお出ましになったことから、寅毘沙と呼ばれる」

とのこと。このことから毘沙門天信仰では「虎」を重要視しているため、1848年、同寺にこの石虎が奉納されたと考えられている。

吽形の狛虎、阿形の石虎(画像は編集部撮影)
吽形の狛虎、阿形の石虎(画像は編集部撮影)

顔もさることながら、阿形の方でははっきりと見える背中にまでおよんだ長くウニョンとした尻尾が大変愛らしい。かぎ爪まで細かく彫られており、体の縞模様も、狛犬にはない虎ならではのデザインとなっている。

なお同寺では、絵馬や御朱印帳にも虎が描かれており、虎ストラップも販売している。

まるでネコチャン

「正傳寺」はJR浜松駅から徒歩10分の場所にある。1602年に開創された同寺も、毘沙門天像をまつっており、毘沙門堂の前に2体の「狛寅」が鎮座している。

毘沙門堂前に対の虎(画像は編集部撮影)
毘沙門堂前に対の虎(画像は編集部撮影)

写真右側にいるのが、阿形の寅、そして左側にいるのが吽形の寅。

どちらも、どこか猫を彷彿とさせる可愛らしい見た目をしている。イタズラめいた表情を浮かべる阿形も、日向で伸びをしているかのような吽形もどちらもとても愛くるしい。

吽形の寅、阿形の寅(画像は編集部撮影)
吽形の寅、阿形の寅(画像は編集部撮影)

いきいきとしていて、今にも動き出しそう。かわいいタイプの「狛虎」が見たいという方には、こちらがオススメだ。

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