ひょっとしたら「鬼」に出会えるかも? 鬼退治伝説の残る山に立つ看板が衝撃的だった
鬼伝説の大江山ならではのジョークかも?
投稿者・江藤さんは、Jタウンネット記者の取材にこう答えた。
「撮影日時は、12月上旬です。案内板は京都府福知山市大江町、大江山連峰の『鍋塚』という山へ至る登山道の入り口(駐車場付近)に立てられていたものです。
鍋塚へ登ろうとした時、案内板の地図の横に件の文言が書かれていて、元々こういう洒落っ気のある看板とかが好きなので『鬼伝説のある大江山ならではのジョークで面白いな。センスあるな』と思って撮影しました」(江藤学さん)
江藤さんは、趣味で京都府北部の妖怪伝承を調べていて、「大江山には酒呑童子という鬼の伝説がある関係から何度も足を運んでいます」と語る。
Jタウンネット記者は、この案内板の原文作成者「大江山の赤鬼」(@akaoni1093)さんにも話を聞くことができた。
「大江山の赤鬼」さんは、旧加佐郡大江町(現福知山市)役場に勤めていて、主に観光を担当していたとのこと。約30年前、趣味のハイカーの立場と、行政マンの双方の視点から、登山道にこの看板を立てたのだと証言する。
「ハイカーとしては看板のある位置の場所を地図上で正確に知りたいことと、そこから見える風景の山名地名を知りたいものです。
そして行政マンとしては、豊富な自然豊かな大江山連峰の動植物をハイカーの善意に期待して守ることと、鬼伝説で有名な大江山のPRを兼ねて、あの看板を作製しました」(「大江山の赤鬼」さん)
さらに、「大江町には『日本の鬼の交流博物館』がありますし、マンホールの蓋や街灯にも鬼のデザインが入っています。また千丈ヶ嶽八合目に在る鬼嶽稲荷神社(現在雪に埋まっています)には肝臓の強くなるお札もあります」と付け加える。
前述の投稿者・江藤さんも「大江山の麓にある『日本の鬼の交流博物館』は、日本や世界の鬼資料が展示されている面白いスポットです。かっこいい藁人形がお出迎えしてくれます」と語る。
そこでJタウンネット記者は、「日本の鬼の交流博物館」にも電話で問い合わせてみた。