「帰りの電車まで時間をつぶしていたら、突然の大雨。駅に戻れなくなった私の前にやってきたのは...」(神奈川県・30代女性)
行きは晴れていたのに、帰りは土砂降りの雨が降ってきた──そんなアクシデントに見舞われたことがある人は多いだろう。
神奈川県在住のJタウンネット読者・Iさん(30代女性)も、実家のある徳島県に帰省した時、突然の雨に頭を悩まされた。
Iさんがいたのはアーケード型の商店街で、駅のすぐ近くまで続いている。しかし、最後の数十メートルには屋根が無い。
雨は、少しの距離でも外に出ればびしょ濡れになりそうなほど激しかったという。
おまけに、当時彼女は1才の娘を連れていた。彼女の体が濡れないように駅に行くにはどうすれば......。
そう悩んでいたIさんの前に、1台の軽自動車が停まった。
バケツをひっくり返したような雨が...
2021年のゴールデンウイークの頃、私の実家のある徳島へ、夫と1才の娘と帰省した時の話です。
娘が喜ぶだろうと、実家の最寄りの駅から阿波池田まで「アンパンマン列車」に乗車しました。
予想通り娘は大喜びで、いつもならお昼寝する時間になってもはしゃいで遊んでいました。
そしてその帰り道。帰りの出発時間まで1時間ほどあったので、私たちは立ち寄った商店街の喫茶店で過ごすことに。さすがに疲れたのか、娘はぐっすり眠ってしまいました。
やがて出発の時間が近づいたため店を出たところで、バケツをひっくり返したような土砂降りの雨が降り始めたんです。
商店街はアーケードになっているため、駅まで屋根がない道はほんの20~30メートルぐらいですが、そこを走ったとしてもびしょ濡れになってしまいます。
大人の私は濡れても構いませんが、眠っている娘が濡れないように駅に向かうにはどうしようかと悩み、立ち往生するはめに。 そんな時、私たちの目の前に、見知らぬおばあさんが運転する軽自動車が停まりました。
「子どもが濡れては可哀想だから」
「駅まで乗せてくから乗りな」
車に乗ったおばあさんは私達にそう声をかけてくれました。
それはさすがに申し訳ないと思った私は「大丈夫です」と断ったのですが、
「子どもが濡れては可哀想だから気にせず乗りな」
と何度も乗るように言ってくれたので、最終的にはお言葉に甘えさせていただきました。
ほんの数十メートルの距離ですが、本当に有り難かったです。
人との接触を避けられる中で、観光客の私達に温かく接して下さったあのおばあさんには心から感謝しています。もう一度お礼を言いたいと思っていましたので、この投稿が届く事を願います。
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