「細かすぎるモノマネ」で注目の「誤動作するからくり人形」、その実態は? 中津城に聞いてみた
「誤作動するおみくじかりくり人形」の真実
中津城は黒田官兵衛(孝高、如水)が築城し、細川忠興によって完成。その後、小笠原氏が城主となり、1717年から1871年の廃城までは譜代大名・奥平氏が城主を務めた。現在の中津城天守閣は1964年に奥平家が中心となって建造されたものである。
放送から2日経った13日、中津城のインスタグラムアカウント(nakatsu_castle)とフェイスブックページ(nakatsu.castle)では、モノマネの元ネタになった「おみくじからくり人形」が実際に稼働する場面の動画を投稿している。
動画を見ると番組で大納言さんがやっていたような誤作動はない。
これは一体どういうことなのか。Jタウンネット編集部は中津城・城代に話を聞いた。
城代によると、おみくじからくり人形は「姫みくじ」と呼ばれている。また、正確には中津城に隣接する奥平神社のおみくじで、設置からすでに約50年も経っているという。そのため、
「動いているだけでもすごい。普通に運ぶときもあるのですが、調子が悪いと変わった動作をしてしまうときがある。モノマネはちょっとオーバーですね」
とのこと。番組では「毎回誤作動を起こす」と紹介されていたが、実際のところ変わった動きをするのは「イレギュラー」らしい。そのため、放送後に姫みくじを試した人からは、
「普通に持ってくるやん」
と嘆く声もあがったそうだ。
「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」の放送後、来場者からの問い合わせも増えたといい、反響もすでにあるようだが、担当者はこう話す。
「放送されることは事前に知らなかったので、ちょっと困惑しています」
その一方で、大納言さんとベルサイユさんのネタにも理解を示しているようで、中津城のフェイスブックアカウントによる13日の投稿には、
「細かすぎて伝わらないモノマネ 大納言光子さん! 中津城公認としました!」
と書かれている。
ちなみに「姫みくじ」の機械には、誤作動を起こしてしまった場合に備えて「おみくじが取り出し口に落ちない場合は 横のガラス戸を開けてお取りください」という注意書きが貼られている。なお1人で対処できない場合はスタッフが対応するという。
大納言さんとベルサイユさんが披露したモノマネと同じ状況に出会えるかどうか。現地に行って試すのが一番かもしれない。
インスタで中津城🏯様からおみくじからくり人形のモノマネ公認のお知らせが届きました🙏
— 大納言光子(Dinagon Mitsuko) (@DINAGONMITSUKO) December 13, 2021
ありがたき幸せ🙇♀️そして、お優しい🥺
早く本物に会いたくて震えてます。#喜びの舞#細かすぎて伝わらないモノマネ pic.twitter.com/0TRKtkkXzM