温泉旅館でサービスされるお茶とお菓子の「本当の役割」とは? 元ホテルマンの「豆知識」が話題に
タクシー運転手がホテルマン時代に見たもの
bubudogさんが温泉旅館のお茶とお菓子についての「真相」を聞いたのは、元ホテルマンだというタクシーの運転手からだった。

「タクシーに乗っている時に目の前を救急車が走っていて
『自分は箱根で働いてた元ホテルマンなんだけど、箱根では救急車をしょっちゅう呼んでたんですよ。温泉に入って倒れる人が多くてね。温泉宿で最初に出すお菓子とお茶はそういう事故を防ぐために出してるって知ってた?』
という流れで、低血糖と水分不足を補うためのアイテムなのだと教わりました」(bubudogさん)
また、熱海で働いている警官の友人も、「そういう(温泉に入った人が倒れる)事故は悲しいことによくあるんだわ」と話していた、とbubudogさん。
のんびりリラックスできる場所であるはずの温泉には、意外なリスクがあるようだ。

13日、記者は温泉に関する正しい知識の普及や温泉地の紹介などを行っている「日本温泉協会」にも取材。同協会職員に「温泉旅館の客室に用意されているお茶やお菓子が、血糖値の低下や水分不足を防ぐためのものというのは本当か」と尋ねると、次のように回答があった。
「温泉に入る行為は意外にエネルギーを使いますから、血糖値が下がったり、水分が不足したりを防ぐというのはあります。
その他にも、その旅館で売っているお菓子を宣伝したいというのもあると思います」
たしかに、旅館で出されるお菓子は、気に入れば館内の売店で購入できることがほとんどだ。
温泉の前に体調を整え、かつお菓子の宣伝にもなる一石二鳥のサービスというわけである。
皆さんも、温泉旅館を訪れたら足早に温泉へと向かうのではなく、宿のお茶とお菓子で一服してからにしよう。
温泉で最初に出てくるお菓子とお茶は「血糖値低下したまま温泉に入って倒れる」「水分不足で温泉に入って倒れる」人が古来からいたのでそれを防止するための措置だから「宿についたらお風呂の前にお菓子食べてお茶飲んでね!」と元ホテルマンに言われた朝でした!みんなお菓子食べてお茶飲んでね!
— bubudog@コミケ1日目西い 01b (@bu_budog) December 7, 2021