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鮭まるまる1匹、ホタテたっぷり2キロを「無料配布」 北海道の標津町がやっぱり太っ腹すぎる

大久保 歩

大久保 歩

2021.12.12 08:00
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丸ごとの鮭、もらったらどうする

取材に応じた総務部職員によると、鮭は1990年から、ホタテは2000年から、町内の全世帯を対象に毎年無料で配布している。

基本的に、1世帯あたり鮭は年に丸ごと1匹、ホタテは年に1袋(2キロ)だが、ホタテは夏と冬の2回配られることもあるそうだ。

直近では、今年の12月3日に例年どおり2キロのホタテが無料配布され、通算33回目となった。

プリップリのホタテ!(写真はNGさん提供)

鮭の産地として名高い標津町の鮭が丸ごと1匹に、2キロのホタテ......。

さらに、同組合にならい標津町農業協同組合(北海道標津郡)も同様の取り組みを行っており、バターを年に1度、1世帯あたり2個配布している。

都内在住の記者にすれば、あまりにも豪華な食材たち。この太っ腹な取り組みを続ける理由を、職員はこう話した。

「やはり、(漁業という)一次産業をやっていくには、町民の労働力が欠かせませんから......感謝の気持ちというところでしょうか」

配布された食材を受け取った町民からは、「(鮭が不漁の年にも)もらえて嬉しい」という声が聞かれたそうだ。

「本州の人からしたら、鮭を丸ごともらっても困ってしまうかもしれませんが......(標津町の人たち)みんなは鮭をさばける人がほとんどですから」

たしかに、もしも記者がもらっても、猫に小判であるのは目に見えている。

では、町民の人たちは実際にどんなふうにこれらの食材を活用しているのだろう。

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