ダム愛好家、「減勢工」の底で浮かれる 超レアな「開放イベント」に日本各地から見学者集結
今度は「充水」を見学!?

「だむのなかにいる* 毎回楽しいイベントを開催して下さりとても有り難い! 小渋ダム最高~」とつぶやいているのは、「ぶちょー」(@jun_opa_bucho)さん。週末ダム巡りが趣味だという「ぶちょー」さんは、信州の山並みの風景も投稿している。貴重な週末の休みを、小渋ダム見学にあてるとは、相当なダム好きなのだろう。

投稿者の一人、「ひで」(@hidemasu_)さんは、日が高いうちから、夜の部まで楽しんだようだ。見学会のためにライトアップされた小渋ダムをツイートした。

Jタウンネット記者は、この見学会の主催者である国土交通省天竜川ダム統合管理事務所に取材した。電話で答えたのは広報担当者だった。
「見学者は、延べ350人ほどでした。福島県から来られた方もいらっしゃいましたが、もっとも多かったのは愛知県からでしょうね。関東、関西の方も多かったと思います。予想以上に、ダムに関心のある方に来ていただいて感謝しています」
「今回、小渋ダムの減勢工内の水を抜いたのは、施設内に破損やヒビ割れがないかを点検調査するためでしたが、とくに問題箇所はありませんでした」
「夜のライトアップはとくに反応が大きかったようです。ふだん見ることができないところを、自由に歩いて、喜んでいただきました」
「正直、これほどまでの反響は予想外でしたが、ダム愛好家の方々が集結するようなイベントを開催でき、嬉しく思います」(管理事務所担当者)
また、減勢工は早めに水を入れた方がいいということで、充水作業を12月中に実施するという。その様子も近くで見られるという。
公式アカウントからは次のようなツイートで告知されている。ダム愛好家の方は要チェックを。
□#小渋ダム□
— 国土交通省 天竜川ダム統合管理事務所 (@mlit_tendamu) December 3, 2021
【イベント】
開催日 12/18(土)
第1回 14:00~
第2回 17:30~
※各回内容は同じ
○イベント内容
?ゲート放流で減勢工へ充水するのを副ダム周辺でカッパ着て見学。
?ダム下流正面から放流を見学。
?焚き火囲んで雑談。
各回限定10名。
申込み開始などの詳細は後日告知します。