「着けて」と言えない関係は、正しくない! テーマは「予期しない妊娠」...アニメ「コンドームバトラーゴロー」が帰ってきた

皆さんはアニメ「コンドームバトラー ゴロー」をご存知だろうか。
国内シェアNo.1を誇るコンドームメーカー・オカモト(東京都・文京区)が「コンドームの正しい使い方」を伝えるため2020年にWebサイト「オカモトラバーズ研究所」上で公開し、ネット上で大きな話題となった作品だ。
ある時、運命に引き寄せられるように性なるコンドームパワーを使い世界平和を守る「コンドームバトラー」になった主人公・ゴロー。
親友のハヤトや幼馴染のミクと力を合わせながら、コンドームの装着スキルや扱い方などに関する知識を武器に、様々な敵との「コンドームバトル」に挑んでいく。
最終回では敵との戦いの中で自らの出生の真実を知り、「大切な時」が来るまでコンドームを使い続けることを決意するのであった――。

そして2021年11月29日。オカモトラバーズ研究所が新たな作品を発表した。
その名も「コンドームバトラー ゴロー Revive(リバイブ)」。

いったい、どんな作品なのか。映像自体はYouTubeでも公開されている。早速再生してみよう......。
ゴローがコンドームを持つことをやめた...?
「リバイブ」を冠する同作の舞台は、前作から5年6か月後。
世界は再び、悪――コンドームのない世界を作ろうとしているテロリスト集団「SPARM」によって脅かされていた。
コンドームバトラーたちのマネジメント組織である「G・O・M・U(GUARDIAN of MOROMORO UNIT)」に所属するミクとハヤトは、平和のために彼らと戦い続けている。

幼馴染と友人と共に、ゴローも敵と戦っているのかと思いきや......。
どういうわけか、戦いの場に彼は現れない。そのワケとは、いったい。
コンドームを持っていることが、恥ずかしい?
コンドームを持っていることが、恥ずかしい――。
ゴローはそんな悩みを抱え、戦場に向かえずにいたのだ。すると師弟関係にあったコンドーム師匠が、
「いざという時、大切な人を守れない方が、恥ずかしいとは思わんかね」
と問いかける。その声を聞き、目を見開いた彼は、戦いに疲弊しきった仲間の元へ。
再びコンドームを手に取り、悪の脅威に立ち向かおうとするゴローだったのだが......。

コンドームを「セッツ」した瞬間に黒い影に包まれ、欲望に支配された姿へと「闇落ち」してしまう。
「心のどこかでセッツしたくないと 思っているんだろう」
心の中に現れた「闇ゴロー」と、「セッツしなきゃ」という理性との葛藤で苦しむゴロー。
そんな彼を見て、自責の念に駆られていた女性がいた。
「コンドームは2人の問題」
なんと幼馴染のミクは、ゴローとの関係が壊れることを恐れ、コンドームを「セッツして」と言えなかった経験があったのだ。
しかし「コンドームは2人の問題」と気づいたミク。彼女の言葉をきっかけにゴローも「闇ゴロー」に打ち勝ち、物語は幸せな結末を迎えるのだった。

「コンドームバトラー ゴロー Revive」では、昨今増加傾向にある「予期しない妊娠」の予防啓発をテーマに、
「コンドームを持っていることが恥ずかしい」
「コンドームを着けてと言いづらい」
という偏見や悩みが誤ったものであることを作中で表現している。
みなさんも「コンドーム バトラー」を通して「コンドーム」の大切さを学んでみてはいかがだろうか。
なお「コンドームバトラー ゴロー Revive」は本来全5~6時間におよぶ「超大作アニメ」とのことだが、「もろもろの事情」により、前後編各56秒のダイジェスト動画と主題歌MVのみの公開となっている。