さすがに「丸出し」すぎんか...? 二日市温泉マスコット「温泉小僧」にツッコミ続出→誕生秘話を聞いた
始まりは、名刺用
二日市温泉は、奈良時代の開湯から現在まで約1300年もの歴史を持つ温泉地帯。その中にある大丸別荘は広大な敷地内に、二日市温泉が湧く複数の浴場と、計41もの客室が備わった施設だ。
源泉かけ流しの大浴場「次田の湯」、宿泊棟の1つ・大正亭専用の家族湯である「水心の湯」「芦の湯」、そして全客室に完備された内湯。それらをじっくり堪能した後は、ホテルの利便性と旅館ならではの趣を兼ね備えた客室で、ゆったりくつろげる。
温泉好きなら1度は足を運びたい場所だが......それにしても、「温泉小僧」のインパクトはどうしたことだろう。
取材に応じた庶務課の社員に、その誕生秘話を聞いてみた。
「(温泉小僧は)社長が個人的に作ったんです。もともと絵を描く人で、最初は名刺に使うために温泉小僧を作ったそうです」
筑紫野市観光協会の会長も務める、大丸別荘の社長が「温泉小僧」を考案したのは、10年ごろのこと。名刺から始まり、市内の温泉街「湯町通り(ゆまちどおり)」にはパネルも設置された。
18年に開催された「二日市温泉 藤まつり」では1メートルほどの立体フィギュアが展示され、現在も筑紫野市観光協会の案内所に置かれている。
さらに、温泉小僧が描かれたタオルをお客さんに配ったり、切手を売店で販売したりもしているそうだ。
気になる「全裸」のデザインにした理由を尋ねると、庶務課社員は
「やっぱり、『温泉』のキャラクターだからお風呂に入るときの格好にしたのではないでしょうか」
と、回答した。