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さすがに「丸出し」すぎんか...? 二日市温泉マスコット「温泉小僧」にツッコミ続出→誕生秘話を聞いた

大久保 歩

大久保 歩

2021.11.30 20:57
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とある温泉の露出度が高すぎるキャラクターが、ツイッターで話題を集めている。

それが、こちらだ。

立体の「温泉小僧」(写真は二日市温泉 大丸別荘提供)

彼の名は、ズバリ「温泉小僧」。

福岡県筑紫野市にある「二日市(ふつかいち)温泉」のマスコットキャラクターだ。

温泉マークをモチーフにした顔と、点のように小さな目、口。二日市温泉に日々浸かっている効能だろうか、なめらかで色白の肌。そして、潔いまでの全裸。

全国各地、温泉によってさまざまなデザインのマスコットが存在するが、ここまで露出度の高い人物がかつて存在しただろうか。ツイッターでは、

「これはあかんやつ笑」
「隠すとこは隠した方が」
「堂々としまくりwwwwwww」

など、その潔すぎる姿にツッコミが続出している。

たしかに、なぜ彼は何も身に着けていないのだろう......。気になった記者は、2021年11月24日、キャラクターの考案者にゆかりが深い「二日市温泉 大丸(だいまる)別荘」(福岡県筑紫野市)を取材した。

始まりは、名刺用

二日市温泉は、奈良時代の開湯から現在まで約1300年もの歴史を持つ温泉地帯。その中にある大丸別荘は広大な敷地内に、二日市温泉が湧く複数の浴場と、計41もの客室が備わった施設だ。

源泉かけ流しの大浴場「次田の湯」、宿泊棟の1つ・大正亭専用の家族湯である「水心の湯」「芦の湯」、そして全客室に完備された内湯。それらをじっくり堪能した後は、ホテルの利便性と旅館ならではの趣を兼ね備えた客室で、ゆったりくつろげる。

温泉好きなら1度は足を運びたい場所だが......それにしても、「温泉小僧」のインパクトはどうしたことだろう。

取材に応じた庶務課の社員に、その誕生秘話を聞いてみた。

「(温泉小僧は)社長が個人的に作ったんです。もともと絵を描く人で、最初は名刺に使うために温泉小僧を作ったそうです」
温泉小僧が飛び出す仕様の名刺。現在、この名刺は使われていない(写真は二日市温泉・大丸別荘提供)

筑紫野市観光協会の会長も務める、大丸別荘の社長が「温泉小僧」を考案したのは、10年ごろのこと。名刺から始まり、市内の温泉街「湯町通り(ゆまちどおり)」にはパネルも設置された。

18年に開催された「二日市温泉 藤まつり」では1メートルほどの立体フィギュアが展示され、現在も筑紫野市観光協会の案内所に置かれている。

さらに、温泉小僧が描かれたタオルをお客さんに配ったり、切手を売店で販売したりもしているそうだ。

「温泉小僧」が描かれたタオルも(写真は二日市温泉・大丸別荘提供)

気になる「全裸」のデザインにした理由を尋ねると、庶務課社員は

「やっぱり、『温泉』のキャラクターだからお風呂に入るときの格好にしたのではないでしょうか」

と、回答した。

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