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天狗「卵は健康に良い。だから山盛り食べろ!」→人間「無理です」 栃木・鷲宮神社の珍行事「強卵式」が面白い

松葉 純一

松葉 純一

2021.11.27 08:00
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「ちょっとユーモラスな儀式として始めた」

山伏が山盛りの飯を食べることを強要する「強飯式」という儀式は聞いたことがあるが、「強卵式」というのは初耳だ。なぜ「卵」なのだろう?

Jタウンネット記者が、鷲宮神社に電話で聞くと、宮司の菱沼至広(ひしぬま・よしひろ)さんが答えてくれた。

「神社には、神様のお使いという動物がいますよね。お稲荷さんの場合は、キツネとか。当社の場合は、鶏がお使いとされております。なので、鶏肉や卵は、古来より食べてはならないと伝えられてきました。
(強卵式は)2001年、先代宮司の供養を兼ねて、ちょっとユーモラスな儀式として始めたわけです」(菱沼宮司)

鷲宮神社へ御参りをする時、特に御祈願をする時には、鶏肉や卵を断たなければならないという故事に因んだ儀式ということだ。

「実は私も、鶏肉や卵は、常に慎んでおります」と、菱沼宮司は語る。

鶏の唐揚げや卵焼き、オムレツが食べられないとは、とても厳しい戒律である(筆者にはとても無理だ)。

それだけに鷲宮神社への参拝はご利益があるのかもしれない。

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