「雨のバス停で、熱を出した息子を抱く私。タクシーに乗るか悩んでいると、隣のおばさんが手をあげて...」(神奈川県・40代女性)
「いつかあなたのような......」
本当は盛大に感謝の言葉を送りたかったけれど、タクシーの運転手さんに相乗りだとバレては女性が何か言われてしまうかもしれないと思い、私は言葉少なにお礼を言うしかありません。
その上、運賃を払おうと差し出した手も彼女に押し返され、後続車がいたこともあって私は慌ただしくタクシーを降りることになりました。
女性のことは横顔をちらりと見たくらいではっきりと思い出せませんが、あの時の親切を思うたび今でも涙が出てきます。
あの時の方、その節はありがとうございました。おかげさまで息子はもう14歳になりました。
私はあなたの粋な親切を子供達に聞かせています。いつか私も、あなたの様なかっこいい女性になれたらと思ってます。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
タクシーで5分。おそらくCさんは、それほど遠くない距離だったからこそタクシーに乗るのをためらってしまったのだろう。
そんな葛藤を見て取ったのか、咄嗟の機転でタクシーの相乗りを申し出てくれた女性。彼女の親切は、Cさん親子にとって渡りに船だったことだろう
皆さんにも、困っている時に手を差し伸べてくれた人はいるだろうか。
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