神戸で爆誕した「ハダカデバネズミ型スイートポテト」が衝撃的すぎ 食べ方は「お好みの大きさにカット」
二度見必至なスイートポテトが、ツイッターで話題になっている。
目にすれば皆さんの頭の中は「なぜ、この形に?」という疑問でいっぱいになるに違いない。
皺のよった体につるっとした頭......。これが何か、お分かりだろうか?
なんと、「ハダカデバネズミ」をモデルとしたスイートポテトなのだ。
この写真は、伊丹市昆虫館(兵庫県)の奥山清市館長が2021年10月19日、自身のツイッターアカウント(@soku26)で投稿したもの。29日にオープンする神戸市の水族館「AQUARIUM×ART átoa」の内覧会で撮影したという。
「色々面白かったですが、最も刺さったのはショップで売っていたハダカデバネズミのスィートポテト!このクオリティ凄すぎる!」(奥山さんのツイートより)
ディスプレイの右下を見ると、
「プラスチックナイフを同梱しておりますので、お好みの大きさにカットしてお召し上がりください」
と書かれているが......お好みの大きさにカットするのはかわいそうなほど、リアルだ。
「衝撃を受けました」
Jタウンネット記者が20日、奥山さんに「ハダカデバネズミのスイートポテト」を発見したときの感想を尋ねると
「これを作ろうとした企画を出したこと、それをGOとしたこと、そしてこれだけのクオリティで製品化したこと、1700円という手を届く絶妙の値段設定で販売できたこと(正直2000円代だったら、ここまで魅力を感じていませんでした...笑)の全てに衝撃を受けました」
と語った。投稿には、驚きの声が数多く寄せられている。
「ハダカデバネズミのクオリティ高っっ!!!」
「どういう意図でこれを作ったのか気になりますねw」
「勿体なくて食べられない 永久保存したい可愛さ」
「個人的に『なぜ』と同時に『どうやって』も気になります。型で作ったのかな...」
いったいどのような経緯でこれが販売されることとなったのだろう。
記者は「AQUARIUM×ART átoa」の運営会社・アクアメント(神戸市)を取材した。
「しわや歯を頑張って表現しています」
神戸市は「洋菓子激戦区」と呼ばれている。
有名店が軒を連ね、百貨店などにも魅力的な菓子が数多く並ぶ――そんな場所にある「átoa」を訪れた人が心惹かれるのは、どんな菓子なのか。
運営会社・アクアメントがミュージアムショップで販売する商品を企画する際、考えたのはそんなポイントだった。
その中で生まれたのが、今回話題となった「ハダカデバネズミスイートポテト」。
「ハダカデバネズミの飼育が決まり、何かインパクトのあるものができないかということで、スイートポテトをハダカデバネズミ型にしました」
スイートポテト本体はもちろん、パッケージのデザインや解説文に至るまで飼育員が監修しているとのこと。あらためて、こだわりの点を尋ねると
「やはり造形でしょうか。しわや歯を頑張って表現しています」
との回答が。「型に入れて形成するので限界はある」とも話していたが、十分すぎるリアルさだ。
もちろん味にもこだわっており、特徴は「上品な甘さと滑らかな口当たり」。
好みのサイズに切り分けられるということも、やはりオススメポイントのようだ。
なお、オンラインショップでの販売予定はない。購入したい人は「átoa」に行ってみよう。