「どのお客様も目の色が変わります」 押しちゃいけないボタンも押せる「1000のボタン」展示が大人気
2021.10.24 20:00
思うぞんぶん押しまくれ!
同社では、「工場のぞきみ見学会」として、「モノづくり見学コース」「ボタン押しまくりコース」の2種類から選んで工場見学ができる。いずれも1時間程度のコースだ。
モノづくり見学コースは、
1, カフェでの説明
2, モノづくり見学
3, 1000のボタン
4, 展示室
5, 記念撮影
という順で施設をまわり、ボタン押しまくりコースは「2,モノづくり見学」がない代わりに「1000のボタン」を時間無制限で体験できる。
「1000のボタン」は同社オフィスの2階にある廊下全面を使った展示。取材に応じた総務担当者は、「『1000のボタンコーナー』を前にすると、どのお客様も目の色が変わります」と、語る。
「好きなエレベーターボタンを好きなだけ、思う存分押しまくれるコーナーです。
日本ではもちろん、世界中で使われているエレベーターボタンも使用しております。
普段はなかなか思うように押せないエレベーターボタンを、気のすむまで押すことができるので、工場見学の『大目玉』となっております」(総務担当者)
工場見学に訪れるのは、小学校低学年くらいの児童が多い。いちばん高いボタンは1.7メートルの高さにあるため、子供の身長ではまず届かない。
そのため、助走をつけて一生懸命ジャンプしたり、保護者に抱えてもらったりしながら押す子もいるそうだ。
「目を輝かせ、大はしゃぎをしながら無我夢中で押すお子様もいれば、ひたすら黙々と押すことだけに全集中を注ぎ、ひとつひとつエレベーターボタンを押す喜びをかみしめているお子様もいらっしゃいます。お子様の反応は様々ですが、どのお子様もエレベーターボタンを存分に堪能し、楽しんでいる様子が見受けられます」(総務担当者)
そうして、子供たちがめいっぱい楽しんだ結果が、ツイートされたような「下の方のボタンがすべて押されている」状態というわけだ。