新宿駅で、民の奪い合いが行われていたらしい 「三国志」広告に盛り上がるファンの皆さん
各路線のカラーを意識して決定
9月に1周年を迎え、大型アップデートや各種キャンペーンなどを実施しているという「三國志 覇道(ハドウ)」。
担当者は「この機に遊んでいただく方を増やしたい」との思いで交通広告を実施した、と話す。掲出場所に新宿駅西口広場を選んだのは、ビジネス街であり、接触人数が多く、交通量の多い駅であることが理由。ゲームのメインターゲットが大人の男性で、その世代の多くは社会人だからだ。

その上で、このようなユニークなコンセプトの広告にした理由を、こう語る。
「コーエーテクモゲームスは、36年にわたり『三国志』を舞台にしたゲームを作り続けていますが、最近は海外も含め、競合タイトルが増えています。
そのため、単にメインビジュアルを出しているだけのクリエイティブではなかなか記憶に留まらず、広告効果が薄くなってしまう。さらに、単に交通広告では、新宿西口の該当の場所を通った方にしかリーチしない。
人流は戻りつつあるとはいえ、いまだに新型コロナウイルス感染拡大による影響がある中、新宿を通る方以外にもSNSを通じてこの広告に触れていただけるよう、話題になることを意識してクリエイティブを作成しました」
ところで、なぜ曹孟徳が小田急線、孫仲謀が京王線、そして劉玄徳がJR線の「民」を率いるという図になったのだろう。担当者に尋ねると
「コーエーテクモゲームスの『三國志』シリーズでは、長く『魏=青』『呉=赤』『蜀=緑』いう勢力カラーを使っています。その勢力色と、各路線のカラーが一致することから、『魏=青=小田急』『呉=赤=京王』『蜀=緑=JR』としました」
との回答が。ツイッター上で「カラーリングに合わせたのでは」と推測されていた通りだった。

今回、「三国志」好きをはじめ、多くのユーザーからの反応が寄せられたこの広告。反響に対する感想を尋ねると、担当者は、「とても多くのRTをされているツイートをはじめ、皆さんの反応は可能な限り拝見しております」とした上で、
「何よりもの感想は『皆さん、三国志に詳しい方が多い』という事に尽きます。
また、東京メトロはどの勢力だろう、総武線各停は黄色だから袁紹では という風に話題が拡がっていくのもとても面白いです。当社の広告を通じて、三国志について語る場ができていることを嬉しく思っております。
さらに言えば、そんな三国志好きの方には、ぜひ『三國志 覇道』をインストールして遊んでいただければと思います」
とコメントした。