もしも、お腹に赤ちゃんがいて生まれそうなときに、病院に向かう手段が無かったら。
想像するだけで恐ろしい状況である。
Jタウンネットでは、ピンチに陥った時に助けてくれた知らない人に対する、「ありがとうと伝えたいエピソード」を募集している。
今回紹介するのは、60代女性の読者・F川さん(仮名)から届いた、出産にまつわる思い出だ。
携帯電話もまだ普及していなかったころのこと。
1月のある日、子供が生まれそうなことに気づいたF川さんは、タクシーで病院に向かうことにした。
しかし、雪の中で待っていても、車の一台も通りかからなくて......。