「登山の必須アイテムを、途中で失くしてしまった。絶望する私に向かって、山小屋のオヤジが...」(神奈川県・50代女性)
2021.09.29 11:00
「少し待ってて」
「2015年の7月末夏頃、1度は行っておきたい富士山へ初チャレンジした時の思い出です。
5合目で1時間ほど身体を慣らして出発し、須走ルートを登り始めて10分くらいのところで、サングラスが無いことに気が付きました」(K奈さん)
どうやら、どこかで失くしてしまったらしい。富士山を登るのにサングラスが無いのは心もとない。しかし、だからといってここで登山を中止したくもない。
そう考えたK奈さんは、
「富士山だよ?サングラスくらい、途中の山小屋で売ってそうな気もする」
という希望を持って登山を続行。最初の山小屋を目指し、無事に到着した。
「でも、山小屋の主人にサングラスを販売しているか聞くと、『販売していない』とのこと。絶望感いっぱいだったけど、とりあえず休憩だけでもすることにしました」(K奈さん)
これからどうしたものか、と悩むK奈さん。しかし、そんな彼女の姿を見かねたのか、山小屋の主人が「少し待ってて!」と声をかけてきたという。