「手指の消毒」がフラグになっちゃう... 神保町に「注文の多い料理店」出現?込められたのは町への思い
2021.09.28 20:03
注文の多い料理店をモチーフにした理由は
ではなぜ、今回数ある文学の中から「注文の多い料理店」をモチーフに選んだのだろう。
「立案した売り場担当のスタッフによれば、もうすぐハロウィンなので、化け猫のイメージが合っていたからというのと、『どなたもどうかお入りください』というフレーズが『お店に入ってもらいたい』という思いとぴったりだったので選びました、とのことです」
と広報担当者は話す。確かに、ツイッターでは今回のディスプレイを「ハロウィン」に向けてのものではないかと推測する声も多く見られた。実際はフェアに向けてのものだったが、全くの無関係ではなかったようだ。
また、もう一つの理由として
「毎年秋に行われている『神保町ブックフェスティバル』が2年連続で中止になってしまったこともあり、このような大きくて派手なディスプレイを飾ることで町の人に元気になってもらったり、町全体を盛り上げることができれば、との思いもあったそうです」
と、地域への思いも語った。
さらに、こんな一言も聞かせてくれた。
「まだこれで完成ではないというウワサも聞いております」
なんと、これは見逃せない......。
記者と同じく、「注文の多い画材店」の完成が気になる方は文房堂の文学フェアに足を運んでみてはいかがだろうか。