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ロート製薬とツムラの創業者が、兄弟だって知ってた? 彼らが生まれた「薬のまち」宇陀市に迫る

松葉 純一

松葉 純一

2021.09.25 20:00
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薬のまち、というと富山を思い浮かべる人が多いだろう。だが、奈良県にも薬のまちがあることを、ご存知だろうか。

奈良県北東部に位置する宇陀(うだ)市は、古来より薬のまちとして知られている。

ロート製薬の創業者・山田安民、ツムラの創業者・津村重舎、「命の母」(現在は小林製薬が販売)を生み出した笹岡薬品の創業者・笹岡省三も宇陀市の出身だ(ちなみに、山田安民と津村重舎は実の兄弟である)。

そして、現在はアステラス製薬となった「藤沢薬品工業」の創設者・藤沢友吉も、宇陀市と深いかかわりを持つ。

このことが2021年8月末、ツイッターで話題となった。

宇陀市歴史文化館「薬の館」展示物(画像提供:宇陀市教育委員会文化財課)

宇陀市と薬の関わりとは、いったいどんなもの?

Jタウンネット記者は、宇陀市教育委員会に取材した。

薬との関わりは、古墳時代から飛鳥時代に遡る
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