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月に一度「お着がえ」する、江ノ島駅前のオシャレな小鳥たち いったい誰が?何のために?真相を追う

福田 週人

福田 週人

2021.09.24 06:00
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車止めの小鳥たちが寒そうだから...

「当時、江ノ島駅の売店で働いていた石川カツコさんという女性が、『車止めの小鳥たちが寒そうだ』と、ボランティアで小鳥に自作の服を着せたのが始まりです」(担当者)

その後、石川さんが季節ごとに色々なデザインの服を着せていくにつれ、江ノ電前のピコリーノはちょっとした観光スポットになっていった。

「ただ、石川さんはすでに亡くなってしまっていて、2014年からは彼女の友人である小池三四子さんという女性が活動を引き継ぎ、現在に至っています。
もともと編み物が得意だったという小池さんが、晩年に病院生活を送っていた石川さんから作り方を教わったそうです」(担当者)
「江ノ電カラー」のピコリーノ(画像はうにさんのツイートより)
「江ノ電カラー」のピコリーノ(画像はうにさんのツイートより)

小池さんは現在、駅前のピコリーノたちに毎月新しい服を着せているという。

色合いやカラーリングも全て小池さんが考えており、9月22日現在の緑と黄色のデザインのものは、9月が江ノ電の開業月であることにちなんだ「江ノ電カラー」をイメージしたものだそうだ。

担当者は、小池さんの編んだ服を着たピコリーノがツイッターで話題になっていることについて、

「こんなにたくさんの方が注目してくれていたんだな、と思いました。改めて、『大事な場所だな』と実感しています」

とコメントしている。

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