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逆に「デザインの勝利」案件では...? 「あのコーヒーメーカー」並みにテプラれたiPhoneに反響

井上 祐亮

井上 祐亮

2021.09.16 20:48
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「デザインの敗北」をコンセプトに

きゅーさんは30代男性で、自動車部品設計者。趣味は絵を描くことだという。

彼がメインで使っているスマホは、「Pixel 3 XL」。仕事用だという。話題の「iPhone 12 Pro」はサブ機で、ゲームや写真撮影、Webサイト・アプリの動作確認用に使用しているそう。

私物のテプラでシールを作成し、iPhoneに直貼り。

「最初はおもしろ半分で『アイフョーン』だけを貼っていたのが、友人やフォロワーからのご指摘やアイデアなどを盛り込んでエスカレートしていった結果が現状のものになります」

とのこと。なお、テプラを貼るというアイデアは「巷で話題のコンビニのコーヒーマシンのラベル」を見て、思いついたそうだ。

(編注:15年頃、セブン-イレブンに設置されている「セブンカフェ」のセルフコーヒーメーカーの操作方法が「わかりにくい」とネット上で話題になった。レギュラーサイズを示すボタン「R」が左側にあって、ラージサイズ「L」が右にあったこと、「HOT COFFEE」「REGULAR」といった英語表記しかなかったことなどが要因だ。
一部店舗ではわかりやすくするために「ホット」「小さいカップ」などとテプラを多量に貼って対応。
このような、シンプルでスタイリッシュなデザインにした結果、いわゆる「オシャレ」ではない手が加えられて「わかりやすく」される現象は「デザインの敗北」と呼ばれている)

きゅーさんの「アイフョーン12プョ」のコンセプトも「デザインの敗北」。どんなこだわりを持って、テープを貼っているのか尋ねると、

「雑多で過剰すぎる説明をするようにしています。
その中にどこか会社の『備品感』を出すための注意書きや情報も入れ込んでいます。QRコードもちゃんと情報を入れてるのもこだわりポイントです。まあ、実際の備品は管理番号くらいですけどね。
あと、SIMスロットのところには剥がすと『VOID』と浮き上がるセキュリティシールを貼ってあったりもします」

と教えてくれた。また、投稿が注目を集めたことについては、

「大変多くの反響を頂いており通知が賑やかですが、皆さんに楽しんで頂けているようで嬉しいです。
テプラは普段から自宅や会社の私物に使ったりしていますが、こういう遊び方もあるよと知って頂いて、ぜひ皆さんにもチャレンジして欲しいと思います」

ちなみに、きゅーさんの投稿には16日、テプラを販売する文房具メーカー・キングジムの公式ツイッターが

「『テプラ』っぽさ」

と反応を示している。ここまで反響が大きいと、ある意味「デザインの勝利」...?

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