これが船の上...だと? 横須賀と新門司をつなぐフェリーに「風呂好きなら乗った方がいい」理由
海風と波を感じながら、露天風呂を楽しめる――。そんなフェリーがツイッターで話題となっている。
これは2021年9月10日、ツイッターユーザーのBEルノ(@belnogx9900)さんが
「東京九州フェリー 露天風呂が最強すぎる...
貨物メインだからかお風呂は混まないし 風呂好きなら乗った方がいいです
海風と波を感じながらの露天風呂は最高です」
とコメントを添えて投稿した画像だ。
露天風呂の先に広がっているのは青空と美しい海。見事なまでのオーシャンビューで、これは気持ちがよさそうだ......。
ツイートには、こんな声が寄せられている。
「これはぜひ乗ってみたい...」
「露天があるとか最高過ぎですね」
「魅力的!」
「先月乗ったけど太平洋眺めながらの露天風呂は得難い体験だった...」
BEルノさんが乗った「東京九州フェリー」とは7月1日に就航開始した横須賀(神奈川県)と新門司(福岡県)間を繋ぐフェリー。
Jタウンネット記者は13日、さらに詳しい感想をBEルノさんに聞いた。
「広々していて快適そのもの」
「東京九州フェリー」では、「はまゆう」と「それいゆ」の2隻が、約21時間かけて運航する。船の名前の由来はそれぞれ、横須賀市の花「ハマユウ」と、北九州市の花「ヒマワリ」だ。
BEルノさんは9月に乗船。今回注目されたフェリー内の入浴施設の感想を、次のように語った。
「内風呂も洗い場浴槽ともに広々していて快適そのものです。
今はコロナ対策でサウナは閉鎖されてますが、再開されたらより楽しいと思います」(BEルノさん)
フェリー内には露天風呂だけでなく、営業時間内は何度でも入浴できる展望大浴場もある。こちらも、海の上ならではの景色を見ながら入浴できるようだ。
また現在閉鎖中のサウナについては、公式サイトで「サウナでたっぷり汗をながして、露天風呂で海風にあたる。贅沢な船上ライフをお楽しみください」と紹介されている。
デッキプランを見ると露天風呂のすぐ近くにあるようで、BEルノさんの言葉通り、使えるようになったらかなり楽しいに違いない。
食堂にもかなりのこだわりが!
東京九州フェリーで満喫できるのは、気持ちの良いお風呂だけではない。
BEルノさんは話題のツイートに続ける形で、
「これはフェリーの宣伝ですが 食堂もかなり充実してます
船内て4食食べれますので是非ご利用ください
お刺身やご当地メニューなど品揃え万全です
お昼には船内予約すれば海風浴びながらのBBQもあります!!」
とも呟いている。
公式ウェブサイトを見てみると、やはり食事にもかなりこだわっているようで
「関東・九州の地元食材を中心とした四季折々のメニューをご用意しております」
と、神奈川県の名産を使った「三崎港まぐろ&湘南釜揚げシラス丼」や九州・長崎県の「佐世保レモンステーキセット」など、朝・昼・夕、夜食やドリンクまで非常に充実したメニューが並んでいた。
約21時間と決して短くはない船旅だが、これなら飽きずに、何度乗っても楽しめそうだ。
BEルノさんは
「食堂はかなりこだわったメニューでリピーターとなるトラックドライバーや様々な旅客も飽きないようになってます。
寝台も快適ですし、飽きずに船旅を楽しむことができました。このフェリーは速力が高く時速約50キロで進みます。海が荒れていなければ揺れも少なく快適な新しい時代の船旅を味わえます。
車やバイクで乗っても良し、徒歩で乗っても良しで、オススメできます」
と、大満足の様子。
ほかにも映画鑑賞やプラネタリウムが楽しめる「スクリーンルーム」やカラオケを楽しめる「アミューズメントルーム」やランニングマシン等を備えた「スポーツルーム」もある(「アミューズメントルーム」「スポーツルーム」は感染対策のため閉鎖中)。これはむしろ乗船時間が足りないくらいかもしれない。
世の中が落ち着いたら、のんびりとした旅行が楽しみたい......。そんな人は、「東京九州フェリー」での旅も検討してみてはいかがだろうか。