一生大事に取っておきたい... イヤイヤ期真っ只中の2歳の「魚拓」が、かわいすぎる
2歳前後の子どもが「イヤだ! イヤだ!」と、突然ギャン泣きを始め、手が付けられなくなる時期を「イヤイヤ期」という。どうやら自我が芽生え、今までママやパパの言われるままだった状態から自立しようとしているらしい。
子育て中の読者には強烈な体験だったはずだ。まだ独身だから......という方も、聞いたことはあるかもしれない。
2021年8月30日、そんなイヤイヤ期に関する次のような写真が投稿され、話題となっている。
写真は、ソファーマットに残された、見事な「魚拓」だ。おそらく、涙! 鼻水! よだれ!?
「イヤイヤ期真っ只中のうちの2歳長男、食後に『ゼリーいらない!!』って言うから、私が代わりに食べたら大号泣した」というコメントが添えられている。
奈良の刺繍作家・田口ナツミ(@NatsuTagu)さんが投稿したツイートには、7万8000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(9月3日現在)。
ツイッターには、こんな声が寄せられている。
「なみだ、はなみず、よだれの3点セット!」
「涙よりヨダレの方の多さが、実はよっぽど食べたかったんだなと」
「こんなにキレイに魚拓とれるのすごいです笑」
「可愛い魚拓...顔拓笑笑」
「息子さんの嘆きが伝わってくる顔拓ですね」
「表現力天才です」
おそらくは子育てを経験された方々からの実感のこもった感想だろう。
Jタウンネット記者は、投稿者・田口ナツミさんに話を聞いてみた。
ここまで鼻の穴がくっきりの見事な魚拓は初めて!
田口ナツミさんは、魚拓採集時の状況をこう語った。
「朝ごはんの途中に長男がミニカーで遊び始めました。『ご飯食べないの?』と声をかけたら『いらなーい!』と答え、『ゼリーも?』『ゼリーいらなーい!』というやり取りがあったのでわたしが食べたら、それを見た長男がリビングのソファに突っ伏して、『よっちゃんのゼリーーーー!!!!』と泣き始めました。
まさか私が食べるとは思っていなかったんでしょうね。そしてソファに涙の魚拓が誕生しました」(田口ナツミさん)
なんとも微笑ましいエピソードのように思えるが、本人にとっては、相当にショックだったのだろう。
魚拓の大きさを聞くと、「15cmくらいでしょうか...?」「たまに魚拓はとれます。しかし、ここまで鼻の穴がくっきりの見事な魚拓は初めてでした」と、田口さん。
「あまりにも立派な魚拓なのでTシャツを作りました」と、田口さんは魚拓入りTシャツの写真も投稿した。
たしかに前衛アート作品のようでもある。バンクシーっぽく感じる、と言ったら言い過ぎか......。
魚拓Tシャツはまだ本人には見せていないとのこと。大きくなったら、見せてあげるといいだろう。反抗期になる頃まで大事にとっておいて、口をきかないような時、それとなく出すというのもアリかもしれない。
ツイッターの反応に、子供たちの涙の魚拓写真が何枚も送られてきたのが印象的だった、と田口さんは語っている。皆さん、それぞれの貴重な魚拓を、どうか大切に。