警戒心なさすぎ! テントに野生のヤマネが侵入→まさかの行動にネット民メロメロ
まさかテントの中で遭遇するとは?
投稿者「LTBuilder」さんによると、ヤマネに出合ったのは。8月29日の深夜0時ごろだったという。
「場所は、尾瀬沼のふもとにあるキャンプ場です。テントが結露しないように入口を少し開けておいたんですが、そこから中へ侵入してきました」(「LTBuilder」さん)
尾瀬は初めてだったというが、ずいぶん運が良かったようだ。
「この辺りでヤマネが生息していることは知っていましたが、夜行性ゆえに目撃例が少ない動物なんで、まさかテントの中で遭遇するとは思いもしませんでした」(「LTBuilder」さん)
ちなみに体長は8センチ程度だったという。
ヤマネ(ニホンヤマネ)は日本固有の動物で、75年に国の天然記念物に指定されている。
四肢で細い枝にぶらさがりながら移動し、枝から枝へジャンプしたり、後足だけで枝にぶら下がったりもする。なかなか実物を目撃するチャンスはないはずだが、わざわざテントの中にまで来てくれるとは......。「LTBuilder」さんの日頃の行いがよほど良かったのだろうか。
秋の間に脂肪を蓄え、冬の間は冬眠する。その際、ボールのように丸まることから、マリネズミとも呼ばれているそうだ。
冬に木を切ると、冬眠中のヤマネが転がり出てくることがあるらしい。林業従事者は、ヤマネを山の守り神として大切にしているとも聞く。(参照:国土交通省中部地方整備局企画部のウェブサイトに掲載されている発表論文「山の守り神に親しむ~天然記念物『やまね』保全対策のこころみ~」)
LTBuilderさんにツイッターの反応の中で印象的だったことを聞くと......
「『こんなに人を恐れない動物だとは思わなかった』という反応です。自分も警戒心が強い、という認識だったので、こちらがライトで照らしているにも関わらず大胆に動き回る姿に驚きました」(「LTBuilder」さん)
しかし驚いたのは、それだけではなかった。
「翌日近くの茂みに逃して尾瀬沼を一周して戻ってきたらまさかの再会」(「LTBuilder」さん)
なんと、再会が待っていたのだ。
一晩過ごしたLTBuilderさんのテントの居心地が、よっぽどよかったのかもしれない。