「持病でヘルプマークを付けている私。優先席に座っていると、隣の客がケータイの画面を見せつけてきて...」(神奈川県・40代女性)
ヘルプマークを付けた人が電車やバスに乗っているとき、あなたはどうするだろうか。
ヘルプマークとは赤地に十字とハートが描かれたもので、内部障害や難病など、外見からはわからなくても援助が必要なことを周りに知らせるためのマークである。
2012年10月から東京都で配布が始まり、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、17年には全国共通のマークになった。(参照:東京都福祉保健局のウェブサイト<https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html>)
しかし、いまだに認知度は低く、マークをつけている人への適切な接し方が浸透していないのが現状のようだ。
編集部には、ヘルプマークに関する「のりものトラブル」の投稿が複数寄せられている。今回はその中から、S川さん(仮名、40代女性)の訴えをご紹介する。
持病があるためヘルプマークを所持している彼女。ある日優先席に使っていると、隣に座った年上の女性が、携帯電話の画面をわざとS川さんに見せてきた。そこに書かれていたのは......。