とんでもなく速く走りそう ご先祖様も困惑間違いなしの「モンエナ精霊馬」に反響
お盆の時期になると、「精霊馬」を飾る家庭も多いだろう。
キュウリとナスに割りばしなどを刺し、それぞれ馬と牛に見立てたもので、故人の魂があの世から馬に乗って早く戻ってこられるように、そして牛に乗ってゆっくり帰れるように、という願いが込められている。
しかし今回、キュウリでもナスでもない物を使って作られた「精霊馬」が、ツイッターで注目を集めている。
それが、こちらだ。
四本の短い割りばしがくっついているのは野菜ではなく、アサヒ飲料が販売しているエナジードリンク「モンスターエナジー」、通称「モンエナ」だ。
胴体をモンエナの缶にすると一気に車や飛行機といった人工物の乗りもののような雰囲気に。これはこれで安定感はあるし、何より名前通りエネルギッシュに走ってくれそうではあるが......。
こちらの写真に対し、ツイッター上では、
「馬っていうかモンスターで草」
「ご先祖困惑ゥ!!!」
「カフェインパワーで爆速ですね」
「帰りはレッドブルですね」
といった声が寄せられている。
話題になっているのは、東京都在住のサラリーマンの五十嵐剛造(@Igarashi_gozo)さんが2021年8月10日に投稿した写真。Jタウンネット編集部は11日、本人に話を聞いた。
「時代に合わせたスピーディーなお盆」
五十嵐さんは10日、モンエナの缶で「精霊馬」を作成。
「時代に合わせたスピーディーなお盆も面白いかなと思いまして、作りました」
と語る。作り方としては通常の精霊馬とほぼ同じで、モンエナの缶にキリで穴を空け、そこに割り箸を挿すだけ。
完成品について五十嵐さんは、
「発想ひとつでおもしろいものができるものなんだな、という思いです」
と述べた。
毎年何気なく飾っていた精霊馬の胴体をこんな形でアレンジするとは、目の付け所がユニークだ。モンエナだけでなく別のドリンクの缶で作ってみても、また違う雰囲気があって面白いかもしれない。
五十嵐さんはツイッターでの反響について、
「暗いニュースが多いなか、少しでもクスリと一笑いただいた方がいらっしゃれば重畳です」
とコメントしている。
ちなみに、モンエナ精霊馬はどこかに飾ったりはせず、丁重に区指定の資源ごみリサイクルボックスへ「寄贈」したとのことだ。