新聞を開いてビックリ! 海の日の「岩手日報」からは、カワイイ赤ちゃんたちが飛び出すらしい
7月も下旬に差しかかり、学生たちにとっては楽しみな夏休みが始まる。
夏といえば、海!......しかし、このご時勢に海水浴はなかなか難しい。そんな今こそ、海の動物たちが「癒し」を届けてくれる企画に注目したい。
7月22日。「海の日」の岩手日報には、外出自粛によって海に行きたくても行けない人に向けて、こんな新聞広告が挟み込まれている。
まるで、仕掛け絵本のように、かわいい動物の赤ちゃんたちが飛び出してくるのだ...!
これは、全国の動物園・水族館と森永乳業のマウントレーニアが展開する「深い癒しプロジェクト」と岩手日報がコラボし、生まれた「飛び出す深い癒し新聞」。
紙面を開くだけで飛び出すものが5000部、おうち時間を親子で楽しめるよう、自分で「飛び出す新聞」を作れるものが約17万2000部発行された。
飛び出してくるのは、海の生き物の赤ちゃんたち。
おたる水族館の「ネズミイルカ」、鴨川シーワールドの「ベルーガ」、鳥羽水族館の「ラッコ」、マリンワールド海の中道の「スナメリ」......など、人気者たちが勢ぞろい。いずれも水族館の飼育員が撮影した写真で、フウセンウオやカクレクマノミ、クリオネなどの小さな生き物たちも、存在感を発揮している。
もちろん鮮やかなカラー印刷で、ずっと眺めていたくなる可愛さだ。
特殊な新聞で、技術面に困難も...
なんと、Jタウンネット編集部は岩手日報社から、実物を貰うことができた。
真っ青な海の中を映した写真に、
「海の日ということで、
特別にあなたを海の中へご招待します」
と書かれている。
通常の新聞紙より相当分厚い紙だが、閉じた状態では、ここから何か飛び出してくるようには思えない。
しかし、ペラリとめくると......
カメラ目線の赤ちゃんたちが、ドーンと登場。こちらを見つめているようだ......!
見開き1枚というビッグサイズで、飛び出す部分のサイズを計ってみると、幅は約50センチ、高さは約25センチあった。目の当たりにすると結構な迫力だ。
ところで、なぜ今回、岩手日報が「深い癒しプロジェクト」とコラボしたのだろうか。
同プロジェクトのPR事務局は、その理由について以下のようにコメントした。
「かなり特殊な新聞なので、技術面や新聞の中に挟み込めるか、などいろいろな困難がありました。
そこで、新しい取り組みへの意欲が高く、以前からつながりのあった岩手日報さんに相談したところ
企画への共感をいただき『絶対に実現させましょう!』と言ってもらえました。
17万部の配布も岩手日報からの提案で、紙質の工夫や新聞の中への折込など、困難を一緒に突破してくれたことで実現できました」
「飛び出す深い癒し新聞」が挟み込まれていたの読者の皆さんは、ぜひそのできばえを自身の目で確かめてほしい。