栃木県民「報告書、あとで出します」他県民「わかった」←この後、待ち受けている悲劇とは...
「あとで電話するね」
こう言われたら、あなたはいつ電話がかかってくると思うだろうか。
数時間後、少なくともその日の内には連絡があるものだと思う人も多いだろう。
だが、地域によって、この「あとで」が指す時間は違うらしい。
Jタウンネットでは、全国から「地元以外では意味が変わる方言」を募集している。
ある日、栃木県出身の読者から編集部にこんなメールが届いた。
栃木の「あとで」は当日ではなく...
「栃木県出身、岡山県在住の者です。
岡山生まれの妻から指摘があった、栃木県人が使う方言をお伝えします。
『後で(あとで)』
栃木県では『後日、そのうち』の意味。
一般的には『当日中』の意味。
たとえば、友人等との電話の最中にご飯ができたと呼ばれ、ひと通り話が済んでいたら、
『ゴメンご飯できたみたいだから、また後で電話しようねバイバイ』
と電話を切ります。この場合、今日はもう電話をしません。
おばあちゃんに『今日これから遊びに行ってもいい?』と電話するも
『ゴメンこれから出かけるんだよ』とおばあちゃんが言うので、
『そっか、じゃあまた後で行くね!!』
この場合、今日は行かずまた今度行くねの意味です。
今思えばこの『後で』で色んな人に迷惑を掛けていたと思います。
上司に『報告書は後で提出します』
お客様に『また後でお伺いいたします』
取引先に『出張中なので後でお越しください』...など。
知らないって怖いですね」
「あとで」が当日中か、それとも後日か......。
この認識の差は、大きなすれ違いを生んでしまいそうだ。
後日といった意味での「あとで」について、ツイッターでも調べてみると栃木県民らしきユーザーによる以下のようなつぶやきを発見した。
「『あとで』って栃木の方言なのな!?
よく『あとで遊ぼう』(後日遊ぼうの意)というと他県の人に『え。今日?』みたいなリアクションされるのよね」
「栃木弁の『あとで』のスパンは長いのです。東京方言の『あとで』は、『今日のうちに』を表しますが、栃木弁の『あとで』は『後日』の意味でも使うことができます」
また、栃木県民に限らず、
「群馬の方言の『あとで』は、『のちほど、数時間後=later』じゃなくて『いつか、そのうち=someday』です!!!!
「前付き合ってたのが東北の人で『後で』ってよくいいよったんやけどそれが『後日』って理解するのに大分時間かかった」
「『あとで』、わたしは『今やっていることが終わったら次に』とかそうでなくても『数時間後に』みたいな意味で使っていた(る)のだけれど恋人は『後日』くらいの意味でつかってるんだよな」
といったつぶやきも散見された。やはり、それぞれが思っている「あとで」の時間が異なることで、すれ違ってしまっていることも多いようだ。
ではいったい、どれぐらいの人が「あとで」を後日の意味で使用しているのだろうか。
そこで、皆さんにお聞きしたい。
「『あとで電話するね』と言われたらいつかかってくると思いますか?」