愛でしかない... まさかのスタイルで散歩するおばあちゃんとワンコ、その関係が尊すぎる
犬と散歩する高齢者の姿、ときどき見かける微笑ましい光景だ。
老人にとって、犬との散歩は格好の運動かもしれない。お年寄りのゆっくり歩く速度にあわせているのは、犬の方だったりする。飼い主が立ち止まると、犬はじっと待っているからだ。
なんと賢い動物だろう。
2021年7月11日、次のようなイラスト付きのツイートが投稿され、大きな話題になっている。
横断歩道をならんで歩く、年配のご婦人と愛犬。歩くのがやや辛そうな飼い主に比べて、犬は元気そうで、表情がとてもかわいい。
「すごい犬いた」というコメントが添えられている。
どこがすごいのか。よく見ると、犬がリードの端をくわえている。
このツイートを投稿したのは、一次創作の漫画や絵を描いている葦原 啓(@misosirukk)さんだ。ツイートには、57万8000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(7月14日昼現在)。
ツイッターには多くの反響が寄せられている。
「散歩されてるのどっち?笑」
「た、たぶん、ワンコの方がおばあちゃんを散歩させてるような...」
「表情を見る限り、散歩の主導権はわんちゃんにありそうな気がしてます」
「散歩してるのか、してあげてるのか。 ハッキリ言えることは お互いの愛があります」
「ワンちゃんスゲー」
Jタウンネット記者は、この感動的なイラストを描いた葦原 啓さんに話を聞いてみた。
「パートナーアニマル、介助犬って感じですね」
投稿者の葦原 啓さんは、目撃した状況をこう語った。
「とある駅付近の交差点で、時間帯は朝でした。朝の時点でもだいぶ暑い日でしたね。
道路を挟んで向かい合って信号待ちをしている形で、青になってお互い歩き出すまではまったく気づきませんでした。漫画のような状況に、思わず二度見・三度見しましたね。
熱いであろうアスファルトに身体が近い状態で、さらに口呼吸ができず苦しいだろうにと思うと、本当にけなげな子だと感じます」(葦原 啓さん)
かつて柴犬を13年間飼っていた経験がある葦原さんは、この「すごい犬」に注目せざるをえなかったようだ。
「犬は茶色のミニチュアダックスフンドだと思います。飼い主さんを引っ張ったりせず横にぴったりと連れ添っていたのが印象的でした。
飼い主さんととても良いパートナーシップを築いているのが伝わりました」(葦原 啓さん)
ツイッターにはこんな声も寄せられている。
「かなりのご年配のお婆さんがリードを落としても、逃げ出さずにしっぽを振ってリードを拾うの待っていた犬を見ました。偉いなぁ~って感心してました」
「高齢の飼い主さんと散歩している犬って、ちゃんと飼い主さんの歩くペースに合わせてますよね!ホントに賢くて偉いなーと感心します」
「犬って人をよく見ていますね」
「パートナーアニマル、介助犬って感じですね」
「なんて賢いんだ......これだから犬が好きなんだよ」
投稿者・葦原さんも、「犬って、私たち人間が思っているよりずっと賢くて愛情と理性にあふれている生き物なんだなぁと感動しました」と語った。