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食べられるのは今年で最後かも? 青森・陸奥湊の「磯辺うに店」の焼きウニによだれが止まらない

井上 祐亮

井上 祐亮

2021.05.23 08:00
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焼きウニが、たくさん...(画像はひつじ(@O2lIMvOMEGTNVdx)さんから)
焼きウニが、たくさん...(画像はひつじ(@O2lIMvOMEGTNVdx)さんから)

ウニ好きにはたまらない光景が、ツイッターで注目を集めている。

器から溢れんばかりのウニたち。網の上で、20個以上も焼かれている。

「陸奥湊に焼うにの季節到来」

こんな呟きとともに写真を投稿したのは、青森県八戸市在住の「ひつじ」さん。

2021年5月17日、近所のJR陸奥湊(むつみなと)駅前近くの「磯辺うに店」で撮影したという。

都心部では、まず見られない光景...?あまりの「絶景」に、ツイッターでは

「めちゃくちゃ美味しそう」
「ぎゃーーーー行きたい行きたい!!!!」
「くぅ・・・ これは酒が進みそう」
「うおおお、こんなモノが世の中にあるのかぁ。たべてー」

といった反応が寄せられている。

5月19日、Jタウンネット記者は投稿者のひつじさんと、「磯辺うに店」の店主に詳しい話を聞いた。

86歳店主、毎朝とれたてのウニを貝殻に詰めて...

まずは、ひつじさんに食べた感想を聞いてみた。

――味は、どうでしたか...?

「よく見る焼うに風蒸しウニではなく、ちゃんと焼いた焼うにで、赤白両方の味を楽しめるのがポイントです。

出来れば持ち帰っての再加熱ではなく焼きたてを温かいまま食べて欲しいです。酒の肴に最高です」

ひつじさんは地元民で、この焼きうには子供の頃から食べている「季節の味」なんだとか。

なんて羨ましい...!

青森県民を唸らせる焼きうに。どんなこだわりをもって、販売しているのだろう。

記者は、「磯辺うに店」の店主・磯辺マサヱさん(86歳)にも話を聞いた。

――焼きうには、どうやって作っているのでしょう?

「昔から仲良くしている魚屋さんが毎朝市場のセリでとった国産の生ウニを、あわびの貝殻につめて炭火で直接焼いています。お店の中で、お客さんの前で焼いています」

こだわりは、とれたての国産生うにを使用していることだという。

磯辺さんのお店は、朝5時から14時までの営業。月曜日から土曜日の間、店頭でウニを焼いているという。

ウニは「季節もの」のため、今年は5月17日から店頭で販売。その日の仕入れの価格によって、1個あたりの値段は変わる。、だいたい、1個1500円ほどだそう。

焼きウニの店頭販売は、例年7月末まで。それ以降は、瓶詰めの「塩ウニ」やホッケ、すじこといった海鮮モノを販売しているという。

筆者は幼少期に東北地方に住んでいたが、焼きたての「焼きうに」なんて食べたことがない。ましてや今は東京住み...。

「食べに行きたいです...」と筆者がこぼすと、「ぜひ食べてみてください」と磯辺さん。

でも店頭でウニを焼くのは今年が最後になるという。

「お客さんからはもう少しあと何年か頑張ってくれたらっていわれるのですが、私ももう歳だしなと思って...」(磯辺さん)

お店自体は、焼きうにの店頭販売が終わる7月末以降も続けていくという。

磯辺さんの焼きうには、陸奥湊駅前通り商店街のオンラインショップ「陸奥湊からの贈り物」からも購入できるようだ。

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