「食べる催涙ガス」「すすったら最期」 刺激的すぎるセコマの「山わさび塩焼きそば」が2年ぶりに復活していた
様々なメーカーが、バリエーション豊かな「カップやきそば」を販売している。
地域によって、人気の商品もかなり変わってくるようだ。「推しカップやきそば」がある人も少なくないだろう。
今回、そんなカップやきそば好きな人たちにこそ紹介したい、ちょっと刺激的な商品がツイッターで話題になっている。
北海道を中心に展開するコンビニエンスストアチェーンのセイコーマートがこのほど「復活」させた、その名も──「山わさび塩焼そば」だ。
一見すると、パッケージはいたってよくある普通のカップやきそば。商品名からして、山わさびの香りがアクセントになったあっさりした焼きそばなのかな、という感じだ。
しかし、パーケージ表面の右下を見てみると、
「刺激が強い商品です。小さいお子様や辛みが苦手な方は、十分注意してお召し上がりください」
と、何やら穏やかじゃない注意書きが。パッと見からはあまり想像がつかないが、そんなにも辛いのだろうか?
こちらの商品に対し、ツイッター上では、
「美味しいんだけど、食べてるとき絶対むせるやつ!」
「これはガチの劇薬」
「湯気で目もやられるので、目を閉じて食べてる...。山わさび塩やきそば、イカれてる...」
「すすったら最期ですよ...」
といった声が寄せられている。
話題になっているのは、北海道大学理学院の学生・村橋究理基(@mkuriki_)さんが2021年5月11日に投稿した写真。Jタウンネット記者は13日、本人に詳しい話を聞いた。
わさびの風味が目や鼻に襲い掛かってくる
こちらの写真は11日の16時ごろ、北海道大学理学部内でおやつとして食べようとしたときに撮影したもの。
同商品について「食べる催涙ガス」とまで評している村橋さん。そのヤバさについて改めて聞いてみると、
「お湯を捨てたばかりで蒸気が立ち上っているところにソースをかけると、いきなりわさびの風味が目や鼻を襲いかかり、涙が出たり咳き込んでしまうあたりが『ヤバい』と感じたところになります」
と説明した。食べようとするだけで涙や咳が出るカップ焼きそば......たしかにヤバい。
ただ、味自体は美味しいとのことで、
「強烈な山わさびの香りがしつつも、少し冷めて蒸気が落ち着くとほどよい清涼感で爽やかな風味が口に広がるところが美味しいと思っています。
また以前、獄激辛ペヤングという激辛のカップ焼きそば製品もありましたが、そういった類のものは時間が経っても咳き込んでしまうような辛みがくるものの、こちらはある程度おいておくことで風味の調整ができることも魅力的だと感じています」
と続けた。「辛いのは苦手だけどちょっと食べてみたいかも」という人は、調理したあと少し時間をおいてから食べるといいかもしれない。
ちなみにこちらの「山わさび塩焼そば」、実は過去にも一度販売されていたが、いつの間にか販売が終了していたという経緯がある。それが、このほど再販されたということのようだ。
「2018 年ごろに登場したときは『ちょっと刺激が強めなカップ焼きそば』という気分で食べて、その強烈な香りに大変ショックを受けたのですが、正直忘れられない味だと思っていました。
何度か(半ばネタとして)人にすすめたり、プレゼントしたこともあり、売られなくなったのは悲しかったのですが、それが今回復活したことでまたあの香りを体験できると思って嬉しく思いました」(村橋さん)
Jタウンネット記者は14日、販売元であるセコマにも取材した。
「また食べたい」という声が多かった
取材に応じた同社広報部の担当者によると、以前に「山わさび塩焼そば」を販売していたのは2018年5月28日~2019年1月ごろまでだったという。
販売を終了した理由について、担当者は、
「前回はセイコーマートで実施した『山わさびフェア』を盛り上げる目玉商品として、数量限定で発売しました。限定数量に達したため、販売を終了しました」
と説明。企画に合わせた限定商品だったそうだ。
しかし、終売後も「また食べたい」という声が多数寄せられるなど、想定以上の反応があったことから、2021年4月26日に再び発売に至ったという。
「山わさび塩焼そば」の復活に対するツイッターでの反響について、担当者は、
「セイコーマート自慢の刺激をお楽しみいただき、大変光栄です。さらに、北海道はもちろん、全国の刺激好きの方々に北海道の『山わさび』の衝撃が届くと嬉しいです。ご賞味される際は、ぜひゆっくり食べてください (笑)」
とコメントしている。オンラインストアでも販売しているので、興味がある人は、一度味わってみてはいかがだろうか。