「注意しても、私の指定席に座り続けるオジサン。最終的には『何?俺が悪いの?』と逆ギレしてきて...」
私の「指定席」に誰かが座っている――
そんな時は、「すみません。そこは...」と声をかけてみる。あるいは、気づいて...、と視線を送る。
すると大抵の場合、相手はハッとして、詫びながら会釈。荷物を片付けながら、その場を立ち去る。
ところが、自分の指定席に座っている男性に声をかけたところ、相手から
「俺は後ろの席だったんだけど、違う人が座っていたからここに座っているの」
と言われた女性がいる。男性の後部座席を見ると、確かに人が。
だからといって、なるほどそうですかと、納得できるわけない。
私を巻き込まずに、当事者同士で話し合ってほしい――。神奈川在住のF子さん(仮名、50代女性)から、特急列車内でモヤっとしたという体験談がJタウンネット編集部宛に寄せられた。
彼女は無事、自分の席に座ることはできたのだろうか。その一部始終をご覧いただこう。
「何?俺が悪いの?」
こんにちは。
電車の中の迷惑な客の記事を拝見しました。
私も、毎日、電車通勤ですので、エピソードがいっぱいあります。
その中から、私がモヤっとしたエピソードを2つお伝えします。
小田急線のロマンスカーでのことです。
ロマンスカーは全席指定。私の席にはすでに、先客がいたので丁重に声を掛けました。
「すみません、そちらの席でお間違いはありませんか?」
お相手は、中年に差し掛かった感じの男性だったのですが、
「俺は後ろの席だったんだけど、違う人が座っていたからここに座っているの」
と言います。見ると、なるほど後ろの席には女性が座っています。
しかし、それは後ろの人と話し合ってよ、意味がわからないよと思いながら、男性に
「いや、ここは私の席ですので~」
と伝えました。しかし、1回だけでは聞き入れられず、2~3回繰り返してやっと
「何?俺が悪いの?」
とキレ気味に私を睨みながら、しぶしぶ席を立ちました。
後ろの席の女性は、いつの間にか...、いなくなっていました。
「私が濡れてしまうのでどけてもらえませんか?」
また、やはりロマンスカーでのことですが、私が乗車すると通路側にすでに男性が座っていました。
やはり中年に差し掛かった感じの男性です。前を失礼して、自分の窓際の席に座ったところ、窓のところのフックにビニール傘が掛けてありました。
その日は結構な雨で、傘はビッショリ。閉じることもなくバサバサに膨らんだ状態で掛けてありますから、座ると傘があたって、私が濡れてしまいます。
「すみません、こちらの傘は、あなたのものですか?」
と聞くと、そうだと言うので、
「すみませんが濡れてしまうので、どけてもらえますか?」
と尋ねると、
「傘を掛けるところが他にないから」
と言うのです。
当時は古い型のロマンスカーで、傘置きなどは装備されておらず、ひじ掛けのあたりにうまい具合に置くのが普通でした。
「でも、私が濡れてしまうのでどけてもらえませんか?」
と食い下がると、怒ったように、足下の床に寝かせて投げ置きました。
いずれも大して大事ではなかったですが、それだけにイライラのぶつけどころがなく、なんともモヤモヤしたものでした。
以上、長年の電車通勤生活の中でも、とても印象的で珍しい出来事です。
「のりもの」で出会った「迷惑な隣の席の人」いませんか?
新幹線や電車などの公共交通機関に乗車した時、イラっと、モヤっとしたことがある人はいるだろうか。そんな体験談をJタウンネットでは募集している。
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