「無理な横断」にもほどがある ことでんの超アクロバティックな「注意喚起」ポスターが話題
2021.04.02 11:00
ことでん「啓発という点では成功」
話題になっているのは、ツイッターユーザーのナカテツサンさんが2021年3月29日に投稿した写真。Jタウンネット記者は同日、投稿主のナカテツサンさんに取材した。
アクロバティックな「無理な横断」のポスターは29日の10時ごろ、香川県高松市にあるローカル線・高松琴平電気鉄道(以下、ことでん)の駅である太田駅付近の踏切で撮影したもの。趣味で写真を撮影した後、徒歩で駅に向かってる途中で発見したという。
改めてポスターの感想を訊いてみると、ナカテツサンさんは、
「見た瞬間に吹き出しました。
ただ、ことでんの広告や看板、あと会社のマスコットキャラクター(ことちゃん)等一風変わったものが多い為、やっぱこのセンスはうまいよなぁっていう感想でもありました」
と述べた。たしかにこんな面白いポスターがあったら、思わず笑ってしまうに違いない。
また、記者は4月1日、ポスターを掲示していることでんの鉄道事業本部にも取材した。取材に応じた運輸サービス部長の藤本重信さんは、ポスターの制作経緯について、
「ことでんの路線には結構な数の踏切がありまして、そのぶん無理に踏切を渡ろうとする人がいる、というケースも多いんです。
そこで、安全のためにもある程度インパクトのある注意書きがあった方が良いという話になりました」
と説明。社員からポスターのデザイン案を募集し、その中で最もインパクトのあったこちらのものを採用したとのことだ。
ツイッターでの反響に対して、藤本さんは、
「多くの人にこのポスターに興味を持っていただけたというのは、注意喚起、啓発という点では成功したんじゃないかなと思っています」
とコメントしている。