「口に入れた瞬間ヤギの群れが走り去っていく」 沖縄物産店の衝撃POPが話題→食べてみたら、マジだった
内容は担当者の「実際の感想」
5日、Jタウンネットが投稿者ののそ子(@nosonoso)さんを取材したところ、このPOPを発見したのは沖縄物産店(アンテナショップ)の「銀座わしたショップ本店」(東京都中央区)だそう。
のそ子さんは、そのときの感想を
「まずヤギは単体ではなく『群れで...???』と数で押されたうえに『去ってくの...????』と2段階で目を奪われました」
と語る。
いったい、どうしてこのようなPOPが誕生したのだろうか。同日、Jタウンネットは「銀座わしたショップ本店」を取材した。
取材に応じたのは、このPOPを作った本人だという泡盛売り場の担当者。
以前、山羊汁を担当していた人から依頼され、5年以上前にこのPOPを作ったそうで、「泡盛の売り場には私が書いたPOPが他にもいろいろあります」とのこと。それも気になる......。
そんな担当者に早速、この強烈なポップの誕生経緯を尋ねると
「やはりPOPなので、お客様に足を止めていただくためにインパクトのあるものを......と思い、作りました。
また、山羊汁はクセの強い商品なのですが、それだけ書くとお客様に買っていただけなくなると思い、このようにキャッチコピー的な感じにしました」
と説明。また、この「ヤギの群れが走り去っていく」という表現については、担当者の「実際の感想」だという。
以前は沖縄県名護市の酒造メーカーに勤めてたという担当者は、
「当時の上司に連れていってもらった山羊汁屋さんで、初めて山羊汁を食べました。
そのとき、上司に『ヤギの脂が胃腸の中で凝固しちゃうから、ヤギ料理を食べたあとは冷たいビールを飲んだりしちゃダメだよ。口に入れたら、ヤギが体の中を走り去っていくのを邪魔しちゃダメだよ』と言われました。
実際、その通りにしたのですが、まさに生きたヤギが暴れながら走り去っていくような感覚で......」
と話し、その体験をPOPにしたと説明する。
また、担当者によれば、ヤギに脂が多いのも事実だそうで
「食べたあとは口の周りがテカテカになります」
と話した。しかし、食べてみるとそんなにしつこくはないそうで......。
POPに書かれた言葉の意味は分かったが、それでも味のイメージは全然つかない。
やはり実食あるのみ。
ということで、本当にヤギの群れが走り去っていくのか、山羊汁どころかヤギすら食べたことのない筆者が食べて確認してみることにした。