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これが現実の景色なの...? 濃霧の中、吉野山に登ったら「桃源郷」が現れた

井上 祐亮

井上 祐亮

2021.01.28 20:00
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新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、海外旅行に行けないと、悲しんでいる人もいらっしゃるようだ。

だが、物は考えよう。わざわざ時間をかけ、お金をかけて、海外にまで行かなくても、国内にも素晴らしい場所がある。私たちがそれを知らないだけかもしれない。

たとえば、2021年1月24日に投稿され、いま話題となっている、下のツイートをご覧いただこう。

まるで墨絵のような幻想的な写真だ。アニメ映画の一場面のようにも見える。「雨の日に現れた風景が 幻のようで感動した」というコメントが添えられている。このツイートには、6万2000件の「いいね」が付けられ、今も拡散中(1月28日昼現在)。

ツイッターには、「雰囲気カッコ良すぎます」「桃源郷!」「神がかってますよ」「日本は素晴らしい!」などといった声が、多数寄せられている。

いったいここはどこだろう?

ツイッターユーザーのなかには、「奈良県の吉野山ですね」と、ずばり場所を言い切る人もいた。本当だろうか。

奈良県には行ったことがないJタウンネット記者は、投稿者のあゆき(@auki999)さんに詳しい話を聞いてみた。

「奇跡的に撮れたこと誇りに思います」

あゆき(@auki999)さんのツイートより
あゆき(@auki999)さんのツイートより

投稿者のあゆきさんは、Jタウンネット記者の質問に、率直に答えてくれた。

「撮影場所は金峯山寺(きんぷせんじ)近くの吉野山の展望台にて撮影しております。ここは吉野山千本桜で有名で春が一番賑わいます」

奈良県吉野郡吉野町にある展望台から撮影したという。春は、千本桜の名所として名高い場所である。

「奈良にはたびたび行き、吉野山展望台の晴れた日の写真は、ネットでたまたま拝見したことがあるのですが、雨の日の景色も見てみたいと思い、思い立って行ってみたのがきっかけでした。
最初はここまで行くのに濃霧に包まれ、街灯の光は飽和しているように見えるくらい車からの登山道の視界は悪かったです。
展望台に着いてからも濃霧に包まれた状態でしたが、30分経ってから霧が少し止み、展望台から吉野の景色を見渡したら、綺麗に街灯の光を纏った雲海が現れて来ました」

「控えめに言ってヤバかったです......雲海」と、あゆきさんはつぶやいている。「奇跡的に撮れたこと誇りに思います」とも語っている。

あゆき(@auki999)さんのツイートより
あゆき(@auki999)さんのツイートより

実は、あゆきさんは関東在住。本職は、「バンドさんの音源の制作に携わるレコーディングエンジニアをしております」とのこと。主に都内での活動がメインだが、今回は大阪へ音楽関係の仕事があったため、その夜に車で奈良へ足を運んだのだという。

吉野山の金峯山寺は、修験道の総本山として知られている。吉野山のシンボルで、ひときわ大きな蔵王堂は、高さ約34メートル、檜皮葺き(ひわだぶき、ヒノキの皮で屋根を葺く技法)の木造大建築だ。

2月2日、蔵王堂では「節分会・鬼火の祭典」が行われる予定。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、検温、消毒、換気、マスク着用など、感染防止策を徹底するという。

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