ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

「車にボールをぶつけてきた近所の子供。親を呼ぶよう頼むと『親いない(笑)』『個人情報だから』...腹が立ってしょうがない!」(神奈川・30代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2021.01.25 11:00
0

まだ私が希望する修理は終わっていません――。今回紹介するのは、神奈川に住む看護師のHさん(30代女性)が体験したご近所トラブルだ。マンションの敷地内で、ボール遊びをしていた子供達が彼女の車にサッカーボールをぶつけてしまったという。

その場所は、ボール遊び禁止のエリア。彼女は、ぶつけた子供達に親を呼ぶように頼むと

「親いない(笑)」
「個人情報だから教えられませーん」

などと知らん顔。それでも、なんとかして親の情報を突き止めたHさん。

あとは修理代を請求して、一件落着?...いやいや、むしろここからが本当の「戦い」だった。

車がキズつけられ、警察や保険会社に連絡。子供の親と何度もやりとり――。そして弁護士に連絡した末に、彼女が得たものとは、いったい。

彼女の壮絶な日々を見てみよう。

「俺じゃない」「俺でもない」

Hさんの壮絶な日々(画像はイメージ)
Hさんの壮絶な日々(画像はイメージ)

マンションの駐車場の入口で一時停車した時のことです。

敷地内にいた子供達が、サッカーボールを私の車の側面にぶつけました。子供達が遊んでいた場所は、ボール遊び禁止のエリア。

その子供達は、サッカーボールが当たった現場を見て

「ボール当たったー」

と口々に言っていました。

私は車から降りてキズを確認。それから急いで駐車し、マンションの管理人さんを引き連れて子供達の所に戻りました。

謝罪をしない子供達に腹が立ちますし、保険会社にも連絡してもらわなくてはなりません。私は、その子供達に親を呼ぶように頼みましたが、

「親いない(笑)」

と言って、誰も呼ぶ気がありませんでした。名前や小学校をたずねると

「個人情報だから教えられませーん」

と...。本当に腹が立ち、誰がボールを蹴ったのかたずねると口々に

「俺じゃない」「俺でもない」

と罪のなすりつけ合いが始まりました。結局、その子達は、1人を指差して「こいつがやった」と結論づけました。私は指差された子供の名前を聞き、地域ネットワークの力を借りて、その子供達の親にたどり着くことができました。

保険会社に連絡しようとしない親

親「コーティングなんて聞いてない」(画像はイメージ)
親「コーティングなんて聞いてない」(画像はイメージ)

マンションの敷地内で起こったことなので警察に連絡することをためらいましたが、車の保険会社に相談することに。その結果、事故から数時間経過していましたが、警察にも来てもらい現場を確認してもらうことになりました。

すると駐車場に駐車していて車に乗っていない場合だと、ただの物損事故ですが、今回はブレーキを踏んでいる。つまり運転中に起こったことなので、交通事故として処理されました。その後、ディーラーにキズの修理の見積もり書を取りました。コーティングまではどうしようか迷って、その見積もりは取りませんでした。

私は日時をあらため、例の子供達の両親と面会。キズ修理の見積もり書を開示し、各々の保険会社と警察に、連絡するよう伝えました。警察に連絡が必要なのは、交通事故として処理されたからです。

その際、車のキズの写真も撮ることを許可し、両親らは各々キズの写真を撮って行きました。

ところが、その後のこと。私が、車の修理を依頼する前日までに、親同士で話し合いがまとまらなかったのか、指差しされた子供の母親(A子さん)から

「私の保険でまかないます」

と連絡が来て、「修理をした費用を3分割した金額で領収書を作成してください」と依頼されました。

――どういうこと???

私は、状況がよく解らずA子さんに

「保険会社には連絡しましたか?」

と伺うと、「カード会社の物損に対する保証を使用する予定です」と伝えられました。

交通事故だから車の保険では...?と思いましたが、子供の保険にも色々事情があるのかなと思い、

「では、先に私が希望するコーティングも含む修理をして、ディーラーからの請求書を3分割した物を準備しますね」

と伝えると、そのA子さんは「そんなコーティングなんて聞いてないのでちょっと待って下さい」と反発。

そもそも損害賠償請求書をまだ差し出していないのに、私が領収書を作成しなければならない状況も、A子さんの言い分も理解できず、

「いいから保険会社に連絡してください」

と返すと「いいんですね、保険会社に連絡しますよ」と言い放ってきました。まるでそれが最後の砦のように...。

はなからそうすれば良いのに...、と思いましたが、これでやっとまともに事故処理ができると思いました。

安心もつかの間。親同士で責任のなすりつけ合い...

責任のなすりつけ合い...(画像はイメージ)
責任のなすりつけ合い...(画像はイメージ)

後日、A子さんの車の保険会社から連絡が来ました。ですがA子さんが「3分割で...」と言うことから、おそらく他の2家族の保険会社からも、そのうち連絡が来るだろうと思って車の修理を延期して待っていました。

しかし、一向に連絡が来ないため、他の2家族に

「損害賠償請求書を作成して内容証明郵便で送るので、住所と氏名を教えて下さい」

と、こちらから連絡しました。

しかし、「個人情報ですので」と教えてくれず、「保険会社に連絡してください」と返ってきました。私はビックリして、

「えっと、どこの保険会社でしょうか...。あなたがた、2家族の保険会社からは連絡来てませんけど」

と返すと、「A子さん(指差された子供の母親)の保険会社に連絡してください」とのことでした。

親達も責任のなすりつけをしているようにしか思えませんでした。その指定された保険会社に連絡すると、「3家族分の代理弁護を承っている」との説明があり、保険料を払ってない家族の分も面倒を見ることになっているようでした。

そんなこと、まかり通るのか...と思いましたが、それで事故処理および対応をしてくれるなら私もそれで良いかと思い、話はそこまでにしました。

しかし、その保険会社から「コーティング費用は払えない」との申し立てがきました。結局、キズの修理費用と代車の準備のみの「補償」となりました。

私はどうして、被害者が加害者の言う通りに修理しなければならないのか憤りを感じましたが、一旦それで承諾しました。

ところがA子さんら3家族は、マンションの管理人に「本当に自分の子供達がやったことなのか」と詰め寄り、監視カメラを確認していったそうです。そして、

「なぜマンションの敷地内で子供達を遊ばせてはならないのか」

と言いがかりを管理人に向けてきたそうです。また3家族は、マンション管理のSNSなどで私個人への誹謗中傷を書き込んでいるらしいです。管理人さんから「見ないほうが良い」と言われましたが、その状況が腹立たしく、やはり交通事故の件はこちらで弁護士を入れることにしました。

【結果】「私が我慢すれば」「不甲斐ない」とHさん

「憤りを感じました」(画像はイメージ)
「憤りを感じました」(画像はイメージ)

弁護士を交える...、とは思ったものの、すでに事故から2か月経過していました。

この問題を早く解決したかったことと、被害額もそれほど高額ではなかったこと――。弁護士に相談はしたものの、結局何もしませんでした。

また、「子供達に証言させるのか」という問題もあり、弁護士から「周囲から同情されるとこちら側が不利である」と言われたことも考慮した結果です。

結果的に、私が我慢すれば、この事故処理は早期解決するということだったのでしょう。

ですが正しいと思って対応したことが正解じゃなかったと言われているようで、とても不甲斐なかったです。

さらに「この現状」を向こうの親達は何も知らずに今日も子供達をマンションの敷地内で遊ばせていることに憤りを感じました。

まだ私が希望する「修理」は終わっていません。

ちなみに、例の3家族はマンションの区分所有者ではなく、ただのご近所です。マンションの規約でボール遊びが禁止であることも知らないでしょうが、そもそも公園ではありませんし、当たり前のようにそこで子供達が遊んで良いなんてどんな常識なのでしょうか。

私からすれば、人の家の庭に勝手に入って交通事故を起こしたとしか思えません。他人に責任をなすりつける親達が子供達にそのような道徳心を植えつけているように思えて、悪いことをしているのに叱らない親達にとてつもなく憤りを感じます。

 

あなたの「ご近所トラブル」投稿、募集します

Jタウンネットでは、あなたや周囲の人が遭遇した「ご近所トラブル」体験談を募集しています。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的なエピソード(500文字~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

PAGETOP