神経が衰弱しすぎる...定番ゲームはトランプならぬ紙やすり製 「ヒリヒリしてくるぜ!」
突然だが、トランプの「神経衰弱」は得意だろうか。
どこにどの数字があったか覚えていられないから苦手、という人もいるだろう。そんな人が逃げ出しそうな、とんでもない神経衰弱が、ツイッター上で話題になっている。
それがこちらだ。
ツイッターユーザーのもにゃゐずみ(@Monyaizumi)さんが、2021年1月17日に投稿した。
畳の上にいくつも散らばっているのは、どうやら紙やすりのようだ。写真とともに投稿されたのは、「『色彩感覚vs皮膚感覚』の異能力バトルができる神経衰弱を作ってみた」という一文......いったいどんなゲームなのだろう。
制作者のもにゃゐずみさんは19日、Jタウンネット編集部の取材に応じてくれた。
片方は目隠ししてプレイ
ルール自体は、トランプを使う普通の神経衰弱とそう変わらない。計24枚の紙やすりの中から、同じ種類の紙やすりでペアを作る。ただし、1人は目隠しして、手触りだけで紙やすりの目の粗さを判断しなければならない。もう1人は、目で見て微妙な色の違いを見極め、ペアを作る。後者の人はお手つき禁止である。
投稿したのは試作品で、計12組のペアが作れるそう。紙やすりの目の粗さは、「#120」から「#3000」(数字が小さいほど目が粗い)までと幅広い。
いったい、こんな難しそうな神経衰弱をどのようにして思いついたのだろう。
もにゃゐずみさんによると、他の作品の制作中、やすりがけをしていたときに、
「これを神経衰弱にしたら絶妙な肌感の違いがゲームになっておもしろいんじゃない?」
と、ひらめいたそう。そこから「そういえばヤスリって目の粗さによって色の濃淡が若干違ったな」と気づき、今回の「ヤスリ神経衰弱」が誕生した。
1人でテストプレイも行い、目隠しして1枚1枚をなでてまわったそうだ。プレイ時間は15分前後だろうとのこと。ちゃんとプレイするなら、1ターンごとに制限時間を設けたほうがいいとアドバイスしてくれた。
ちなみに、テストプレイの感想を聞いてみたところ、
「誰かに見られなくてよかった」
とのこと。
もにゃゐずみさんは他にも、「明朝体神経衰弱」や「廃課金USO」など、唯一無二のゲームを制作しオンラインで販売中だ(※)。
それにしても、普通の神経衰弱でも疲れるのに......。投稿のリプライ欄では、
「やりすぎると指紋認証できなくなりそうなゲームやな...」
「指があれになりそうだけどこれは面白そうですね」
「ヒリヒリしてくるぜ!(物理的に)」
「世界大会になると手がほとんど削れて来てるんですよね」
など、指の心配をする声が散見された。
(※)20日時点で「ヤスリ神経衰弱」は試作品段階であり、販売されていない。