「イメージはお餅のお風呂」 芸人が餅と暇を持て余した結果、「可愛すぎるお雑煮」が爆誕する
令和3年のお正月も過ぎて、もう2週間近く経ってしまったが、まだお餅が残っている。
長く置いておくとカビが生えてしまうし、「どうしたらいい......?」と途方に暮れている人がいるかもしれない。
そんな中、2021年1月17日、人力舎所属のお笑いトリオ「トンツカタン」のお抹茶さんが投稿したある「お餅の調理法」が注目を集めている。
写真を見ると、なんとお餅の中に、ぜんざいとお雑煮が入っている。「お餅を入れて、それをお餅に入れた」というコメントも添えられている。「餅in餅」という、ユニークな食べ方の提案だ。
このツイートには、「可愛い」「何その発想!!可愛いし映えてる!!」「天才。真似したい!」などといった声が寄せられている。
いったいどんなきっかけで作ろうと思ったのか?
Jタウンネット記者は、投稿者のお抹茶(トンツカタン )(@OMACYATTT)さんに、その経緯や作り方など、詳しい話を聞いてみた。
「イメージはお餅のお風呂です」
まず発想のきっかけを聞いてみると、お抹茶さんはこう答えた。
「Twitterをやってるなら一度くらい一万バズりを経験してみたいと思い、去年から試行錯誤しているのですが、今回は『お餅』と『時間』があり余っていたので、ひねり出しました。イメージはお餅のお風呂です」
やはりコロナの影響もあったのだろうか、時間が相当あり余っていたようだ。なぜか、あり余っていたお餅の方も、時間を持て余した芸人さんにとっては、格好のネタになったようだ。調理し、撮影した日は、1月16日。「とにかく暇を持て余していた日です」とのこと。
この「餅in餅」には、どんなこだわりや思い入れがあるのだろう。お抹茶さんによると、
「たくさんあります。ぜんざいとお雑煮の中に小さな焼き餅を入れたところ、お雑煮の具材のにんじんと、しいたけを模したしめじに飾り切りをいれたところなどは頑張りました。出来上がった時は、バズらせたいなんていう思いを忘れるほど、本当に愛おしかったです」
「餅を入れ物の形に切るのが苦戦しました。正直、うまく切れずに割れてしまうお餅も何個かありました。そいつらは、おかきにして食べる為に時間をかけて乾燥させているところです」
お抹茶さんは、小さなお餅を相手に苦心した様子を語ってくれるが、それらを想像するだけで、なんともユーモラスで、笑えてくるのはなぜだろう。メイキング動画があれば、是非見せてもらいたい。
出来上がった「餅in餅」のぜんざいと雑煮を見て、ご満悦のお抹茶さん。
「自分で食べてみた感想はどうでしたか?」と聞くと、「撮影に時間がかかってしまったので『冷たいな』と感じました」という返事だった。
こちらはちょっと悲しい感想だったが、ツイートにはたくさんのコメントが寄せられている。その中に、何か印象的な反応はあっただろうか。
お抹茶さんに聞くと、
「『棺』にしか見えないという反応があり、不覚にもたしかにな、と思ってしまいました」(お抹茶さん)
記者も、不覚にも笑ってしまった。