なんでこんなところに...? 釧路の歩道には59匹の鮭が埋まっているらしい
2020.12.24 17:00
突然だが、こちらの画像をご覧いただきたい。
道の真ん中に何やら銀色の魚が。見た目から推測するに、鮭のようだ。
一瞬本物かと思ってしまうほどヒレも鱗もリアルだが、どうやら地面に埋め込まれたレリーフらしい。
鮭のレリーフが埋め込まれた道があるのは、北海道釧路市。
あるツイッターユーザーが2020年12月中旬に写真を投稿したところ注目を集め、
「なぜ歩道に...」
「うわ、間違えて拾うべさ(笑」
「サケて通りたくなりますね」
といった声が寄せられている。
どうしてこんな物が道の真ん中に埋められているのだろうか?
Jタウンネット編集部は釧路市に詳しい話を聞いた。
ちゃんとオスとメスがいるらしい
22日、取材に応じた釧路市の道路河川課管理担当者によると、鮭のレリーフが埋め込まれているのは、釧路川に近い北大通2丁目から川上町5丁目の各交差点。
「鮭のレリーフはアルミ製の鋳物で寸法は縦18センチメートル×横70センチメートルです」
とのことで、本物の鮭と同じくらいの大きさと考えてよさそうだ。
レリーフは、90~92年度に行われた都市整備業の一環で設置されたものだ、と担当者。
その事業は、釧路市のメインストリートである北大通と、釧路川に面した地域の魅力アップと地域活性化を目的としたものだったという。
「釧路のイメージを表すものとして、鮭(雄・雌)のほか、カワセミ、クシロハナシノブのレリーフが北大通2丁目から川上町5丁目の各交差点に設置されており、令和2(2020)年12月時点で鮭59匹、カワセミ14羽、クシロハナシノブ19か所となっています」
とのことだった。
ツイッターで鮭のレリーフが話題になったこことについて担当者は、
「コロナ禍で暗い話題が多いなか、このような形で釧路市が話題になっていることに驚いており、また、釧路市に興味を持つきっかけとなれば幸いです」
とコメントしている。