クオリティ高すぎ...! 「名代 富士そば」のカップ麺が完全にお店の味だった
THE関東風の濃い醤油味
透き通ったつゆに浸ったそばに、紅生姜やわかめなどが浮いています。濃い醤油の香りが立ち上っており、カップ麺ではありますが立ち食いそばの雰囲気がきちんと出ています。
かつお節や昆布を効かせた濃口醤油のつゆです。濃口醤油ならではの強い香りと塩気で、ガツンとくる醤油味とかつおだしが大きな特徴となっています。
いかにもTHE関東風のつゆで、東日本の立ち食いそばや駅そばの最大公約数のような味と香り。東日本の人にとっては郷愁を覚える味ですが、西日本の人が食べるとあまりに醤油が強くてビックリしてしまうかもしれません。
濃い醤油味に、唐辛子の辛味でアクセントを加えていますが、卓上の一味瓶を強く振りすぎてドバッと出てしまったくらいの、ちょっと強めの辛さです。この辛さが醤油味にさらにキレを加えており、尖った味のつゆに仕上げていました。
唐辛子の強さ以外はお店の味を忠実に再現しており、こういうのが「完コピ」というのではないでしょうか。あまりに完コピすぎて、店内BGMで流れている演歌が聞こえてきそうなレベルです。
醤油が濃い味のつゆなので、食塩相当量は7.9グラムと高めですが、うち5.4グラムがつゆに入っていて、塩分摂取量を控えるためにスープを飲む量を減らすことが推奨されています。
メーカーからすれば、渾身のデキのつゆなので全部飲んで欲しいという思いもあるでしょうが、こんなことを書くなんていかにもヤマダイらしい誠実さだと思います。