いつもより広く感じるから?「青春18きっぷ」の期間になると、静岡は変形するらしい
「静岡県って実は一年の間に変形するんですよね」
こんな投稿がツイッターで話題になっている。
静岡は西部を胴体、東部を尾ひれに見立てて「金魚」のような形だと言われることもある。それが変形するとはどういうことか...。
変形後の静岡を表した図がこちらだ。
「青春18切符期間の静岡県」
そんなタイトルがつけられているのは、横に大きく引きのばされた静岡。浜松市の上部には、小さく「けつ痛い」と書かれている。これはどういうことなのか。
「青春18きっぷ」とは、1枚につき5日間、JR全線の普通列車が乗り放題になる切符のこと。春季・夏季・冬季の3シーズンに1枚1万円強で販売され、遠距離移動するにはお得な切符だ。
しかし普通列車用の切符のため、新幹線や特急に比べて移動速度は遅い。それが醍醐味ともいえるのだが...どうしても移動時間を「長く感じる」のは否めない。座り続けていればケツも痛くなるだろう。
この画像を投稿したのはツイッターユーザーの@pastel_60さん。Jタウンネットの取材に対し、画像の意図について、
「青春18きっぷを使って静岡県を横断する時にとても長く感じるので、静岡県を引き伸ばして表現しました」
と話している。
「静岡~浜松間ほんとやばい」
実際、静岡を普通列車で横断するにはどのくらいかかるのか。
JR東海道本線上で県内最西端の駅・新所原(湖西市)から、最東端の熱海(熱海市)は普通列車で約3時間。
また、新幹線の駅がある名古屋~新横浜は普通列車で約6時間。新幹線(のぞみ)だと1時間半弱であることを考えると、青春18きっぷでは途中でじれったさを感じてしまうかもしれない。
ツイッターでは@pastel_60さんの投稿に対し、
「わかるわかる。静岡県がめっちゃ広く感じた!」
「魔境ですから...」
「18きっぷを使ってても、静岡ー浜松は新幹線を使いますね」
「沼津?静岡は景色楽しめるからいいとしても、静岡~浜松間ほんとやばい」
「東名高速に乗っている時も静岡が伸びてる気がします」
といった声が寄せられている。
かくいう筆者も学生時代、名古屋から新横浜まで、節約のため青春18きっぷを使って行ったことがある。横浜で遊ぶ時間がなくなるため静岡県内で1泊し、結局あまり節約にならなかったのを覚えている。
時間に余裕がある場合は、普通列車に乗って「長くなる静岡」を体験してみるのもいいかもしれない。