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Googleマップに「川越え」を命令された... ドライブ中、眼前に現れたまさかの光景がこちら

井上 祐亮

井上 祐亮

2020.10.13 20:00
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Googleマップに目的地を入力。そのまま車を走らせていると、まさかの事態に...。

そんな投稿が、ツイッターで注目を集めている。

ええ...(画像はだの(@Dhanow)さんから、一部編集部加工)
ええ...(画像はだの(@Dhanow)さんから、一部編集部加工)

こちらはツイッターユーザーの「だの」(@Dhanow)さんが2020年10月11日に投稿したもの。

河原でキャッキャと遊ぶ風景を捉えた1枚...ではない。だのさんは、この状況を、

「グーグルに川越を命令されて困惑してる」

と説明。続けて「対岸の車もそんな感じだった」と呟いている。

だのさんが投稿した画像の中には、ルートを示したGoogleマップのスクリーンショットもあった。青い線で「行き先」までの道がなぞられているのだが、その線が、橋もかかっていない川を横断しているのだ。

なぜ、そんなルートを示したのだろうか。この状況に、ツイッターでは

「一度、Googleが用水路をルートに指定してきた時があったな」
「僕も一回グーグル先生に田んぼのあぜ道歩かされたことありますw」

など、似たような体験談や、地元民だというユーザーからの

「そこ晴れてる時しか進めないすよー地元民ですけど一回しか通ったことないです」

という情報が寄せられている。

Jタウンネット編集部は、投稿者のだのさんに当時の詳しい話を聞いてみた。

結局どうしたのか

視線を右へやると、水だらけだった(撮影場所は、栃木県那須塩原市の蛇尾川)
視線を右へやると、水だらけだった(撮影場所は、栃木県那須塩原市の蛇尾川)

映っているのは、蛇尾川(さびがわ、又はじゃびがわ)である。

この川について、栃木県大田原市公式サイトでは次のように説明されている。

「大佐飛山地(おおさびさんち)を源とする大蛇尾川と、日留賀岳(ひるがだけ)を源とする小蛇尾川が塩原付近で合流して蛇尾川|(さびがわ)となります。
しかし、ここから先は水無川(みずなしがわ)(伏流水)となり、10キロメートル以上も地下を旅した水は、大田原市に入った頃に再び地表に現れ清流となって市内を流れていきます」

写真が撮影されたのは、那須塩原市。つまり、この辺りでは蛇尾川の水は普段、地下を流れているらしい。

Googleマップの航空写真でこの付近を見てみると、確かに水はなく、砂利道の上を車が走行している様子を確認できた。

Google Mapの航空写真
Google Mapの航空写真

しかし、11日の投稿ではしっかりと水が流れている。

当時、だのさんは、1人でドライブをしていた。車を走らせる中で、怪しいと思ったことがあるという。

「道が急に未舗装になった時点で怪しいなと思い、次に『増水の危険があるときは通行を禁止します』の看板が現れ、沈下橋か何かがあるのかなと思いましたが、そういったものは現れず目の前に川の水が現れたときはかなり驚きました」
市役所が設置した看板
市役所が設置した看板

立て看板が示す通行禁止の条件とは、「増水の危険がある時」ということだ。つまり、増水さえしていなければ、渡ることができる場所なのである。

だのさんによれば、ドライブの前日に雨が降ったという。ツイートでは、こう説明している。

「この川は那須に多い水無川でおそらく普段は水がなくて通行できると思うけど昨日雨だったので今日は無理だった」

念のため渡ったのか聞いてみると、

「その後は別の道から橋を渡って対岸に渡りました」(だのさん)

とのこと。Googleマップは、「普段は水が流れていない川」があるということを想定していなかったのかもしれない。

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