エヴァの舞台に「NERV風トイレ」が出現 驚愕のクオリティにファン熱視線...「個室に入ったら射出されそう」
コンセプトは「仙石原前哨基地」
箱根町は「第3新東京市」としてエヴァンゲリオンの主な舞台となった町。作品とのコラボは、公用車のラッピングや原動機付自転車のイラスト入りナンバープレートなど、2009年から複数回にわたって行われてきた。
箱根町が運営するサイトで、町とエヴァンゲリオンとのコラボによるまちづくりの情報を発信する「第3新東京市情報局」によると、話題になった金時公園のトイレは20年2月27日から供用を開始。従来のトイレを老朽化などの理由から建て替え、エヴァンゲリオンとコラボしたデザインにしたという。
トイレのコンセプトはNERVが秘密裏に建設した「仙石原前哨基地」(劇中には登場しない)。フォントやマーク、カラーリング等で「エヴァンゲリオン」の世界観を表現している。
Jタウンネットは8月28日、 金時公園を管理している箱根町環境整備部都市整備課の担当者に詳しい話を聞いた。
金時公園および公衆トイレは金時山の登山道の入口に位置。担当者によれば金時山には年間およそ10万人の登山客がおり、その6割が金時公園側から上っている。トイレの利用者も登山客が多く、人の目に触れる機会は多いようだ。
トイレは3種あり、男子トイレは初号機(紫)、女子トイレは2号機(赤)、みんなのトイレ(多目的トイレ)は零号機を、それぞれイメージしたカラーリング。外観はもちろん、内装もエヴァンゲリオンの世界観が感じられるデザインとなっており、自然とテンションが上がる。用を足すどころではなくなってしまいそうだ。
エヴァファンにはたまらない仕様だが、トイレのリニューアルによって利用者は増加したのか。担当者に聞いてみたが、新型コロナウイルスの影響もあり、その効果は目に見えてわかるものではないという。ただ、これまでにもSNSやメディアに取り上げられることがあり話題になっていることは実感しているそうだ。
担当者はトイレがツイッターで話題になったことについて、
「箱根が舞台になっているということで、せっかくそういった地域資源があるので活かせないかと思いコラボしました。新型コロナウイルスなどこのような状況になったことについては残念ですが、SNSやネット上の反応は好意的なものが多いので、それが広がり地域が盛り上がっていったらいいなと思います」
と話している。
ちなみにトイレ横の駐車場もエヴァ仕様となっている。ファンならば一度は訪れたい場所だ。