何もないのに満たされる... あるライダーの心を打った「これぞ北海道」な風景がこちら
2020.07.21 16:59
「求めていた北海道があった」
こんな呟きと共に投稿された1枚の写真が、ツイッターで話題を呼んでいる。
こちらはツイッターユーザーのこなさんが2020年7月19日の14時頃、猿払村(宗谷郡)にある直線道路「エサヌカ線」で撮影したもの。
地平線に向かって続く道路に、見渡す限りの牧草地。視界を遮るものは、何もない。車やバイクで走ったら、どれだけ気持ちいいのだろう。天気は良好で、絶好のツーリング日和のようだ。
都心部では、まず見ることができない風景ではないだろうか。投稿された写真には、
「果てしない大地」
「これです!これ!特に何も無い場所。それが北海道」
「綺麗ですね。こういう風景は癒やされる」
といった反応が寄せられている。
素晴らしい道+恵まれた天気に感動
Jタウンネットは20日、撮影者のこなさんに詳しい話を聞いた。
30代のサラリーマンだという彼は、ツーリングをするために北海道に訪れたという。住まいは名古屋で、福井県の敦賀からフェリーで苫小牧まで渡ったそうだ。
「このエサヌカ線は北海道らしい道としてツーリング雑誌などでたびたび取り上げられている道です。私もバイクに乗り始めた頃にそうした書籍で存在を知りました。今ではバイクや自転車、車を問わず多くの人が訪れる人気のスポットになっています」
こなさんによればエサヌカ線の長さは約11キロメートルだという。走った感想を聞いてみると、こう話す。
「丁度人が少なくなったタイミングだったのか、通行する人や車はほとんどいませんでした。この素晴らしい道と恵まれた天気に感動しながら写真を撮っていたのを覚えています。
また撮影後にこの道をバイクで走行したのですが、今年は新型コロナウイルスによる影響で、長期間家で過ごしていたことや、長梅雨で出掛けられなかったこともあり、久しぶりに青空の下バイクで走れた事がとても嬉しかったです」
ツーリングの当日は、道路の両側にある牧草地で、トラクターが牧草のロールを作っていたという。
「普段北海道へのツーリングは、お盆の時期に来ていたのですが、今回初めて7月に来ました。いつもと違う景色を見ることができたのは、とてもよかったと思います」
エサヌカ線で撮影した今回の写真に、「綺麗」「行ってみたい」といった声が寄せられていることについて、こなさんは次のように述べた。
「最近はインターネットのおかげで日本のどこであってもその場所の写真を見る事ができるようになりましたが、実際の場所は写真で見る何倍も素晴らしいので是非足を運んでいただければと思います。そのきっかけが今回の写真であればとても嬉しいです」