横断歩道のデザイン、時代によって違うって知ってた?
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2020年6月15日放送の「追跡ディスタンス」のコーナーでは、横断歩道についての話題を取り上げていました。
新型コロナウイルスの影響で、ディスタンス、つまり「間隔」への意識が高まっていますが、横断歩道の幅などに決まりはあるのでしょうか?
横断歩道の豆知識をご紹介
番組が石川県警察本部に話を聞くと、県内の横断歩道は、6870か所に1万2050本あるそうです。
白線の太さと間隔はそれぞれ45センチと決まっていますが、幅は決まっていないそうです。
県内にある一番幅の大きい横断歩道は、石川門前の横断歩道で18メートル60センチ。
幅は、道路の交通環境や一度に横断する歩行者の数で決まるのですが、石川県は3メートルの幅が約60%を占めています。
幅が広いと歩行者がまばらに歩き、ドライバーが注意散漫になったり、雨や凍結などでスリップのリスクが高まります。3メートルは、石川県に合ったディスタンスなのでしょう。
さて、この横断歩道ですが、世代によってイラストが微妙に違います。昭和生まれは、横断歩道の両脇に縦線をつける人が多いのです。「三」と「目」の違いといえば、分かりやすいかもしれません。
確かに昔は縦の線があったのですが、1992年に国の基準でなくなりました。ないほうが水たまりができにくく、ラインの経費も少なく済むからだそうです。
意外な事実が明らかになりましたね。
(ライター:りえ160)