かわいすぎて即完売! たいやき屋が本気で作った「たいやきマスク」がリアルにおいしそう
生活に欠かせない存在となったマスク。一時は品薄状態となっていたが、現在は入手しやすくなり、「どうせ着けるならかわいいマスクを」と考えている人もいるだろう。
そんな中、ツイッターで注目を集めているのが「たいやきマスク」だ。

たいやきをそのまま口元にあてているかのような、このマスク。悟りを開いたようなたいやきの目が印象的だ。
たいやきマスクを販売しているのは、東京都・阿佐ヶ谷にあるたいやき屋「たいやき ともえ庵」。2020年6月3日に店のツイッターでマスクの販売を告知したところ、ツイッターでは、
「かわいい!いい匂いしてお腹空きそう!」
「あんこの匂いしそう(笑)」
「めちゃ可愛いし、ほしい!」
といった声が寄せられ、話題になった。
なぜたい焼き屋がマスクを?
ところで、なぜたいやき屋がマスクを販売しようと思ったのだろうか。Jタウンネットは4日、ともえ庵の代表・辻井啓作さんに詳しい話を聞いた。
「たいやき屋は不要不急の代表のような業種です。その中で、たいやき屋が世の中のためにできることは『新型コロナウイルス感染予防の毎日を少しでも明るく過ごせるようにするために、微力ながら頑張ること』と考えて商品づくりを始めました」
立体マスクを正面から見た時に、「尾びれを付けたら魚っぽい形だ」と考えた辻井さん。マスクのコンセプトは店で考え、デザインはデザイナーの村岡美里さん、製作は和小物作家の「はっち」さんが手掛けている。

製作にあたり、こだわった点を辻井さんに聞くと、
「楽しく、かわいい感じに仕上げることにこだわりました。立体マスクなので、人がつけた時にたいやきの形になるように計算して作っています。『はっち』さんも、形を出すのに何回も試行錯誤して下さいました」
と話す。マスクは薄手の生地を使った白色の柄(税込2800円)と厚手のこげ茶(3200円)の2種類で、すべて手作り。裏地にはガーゼが使用されている。
マスクはツイッターで瞬く間に話題となり、最初に用意していた20枚弱の在庫はすぐになくなってしまった。現在は店頭で予約を受け付けている。オンライン販売も近いうち始める予定だったが、在庫の関係から開始時期は先になるという。
辻井さんはマスクが話題になったことについて、
「購入希望の方がたくさんいらっしゃるので、少しでも多くお届けできるように頑張らないといけないと気を引き締めています。嬉しいとか有難いというより、申し訳なさでいっぱいというのが本音です。
当店はこれから少しでも製造できるように必至になりますが、お客さんには楽しくマスクを使っていただき、マスクの下は笑顔になっていただきたいと思っています」
としている。