この誤植は大胆すぎる... タウンページ、「長野県新潟市」の地名ミスで謝罪
お店や医療機関などの電話番号を調べるのに便利な「タウンページ」。インターネットが普及した現代では使う機会も減っただろうが、何かあった時のため、固定電話の近くに常備している家庭も少なくないだろう。
そんなタウンページにとんでもないミスが発見されたと、ツイッターで話題になっている。
「タウンページ 長野県新潟市東版」
ツイッターユーザーのマンダム部長(@themandums)さんは2020年5月27日、こう記載されたページの写真を投稿した。当然ながら長野に「新潟」という市はない。ツイッターを見る限り、他の地域でも「長野県新潟市西版」など、同じ間違いが発生しているようだ。
県と市、いったいどちらが間違っているのか。
発行元も誤植には気づいていたようで、冊子には正誤表が付いている。間違っていたのは県名で、正しくは「新潟県」だったようだ。
誤植があったのは1ページ目の右上という目立つ位置。この大胆なミスに対し、ツイッターでは、
「新潟市が長野県に飲み込まれていただなんて!!」
「大きい文字ほど見落とすあるある」
「制作側は目の前が瞬時で息止まったでしょうね。同情。お気の毒」
といった声が寄せられている。
「校正、確認ミス」と謝罪
タウンページを発行するNTTタウンページ(東京都港区)は5月9日、今回の誤植についてウェブサイト上に謝罪文を発表していた。
タイトルは「2020年6月発行の新潟県版タウンページの『総合もくじ』の誤掲載について」。発表によれば、誤植があったのは新潟県新潟市東版、新潟市西版、燕市版、三条市版、下越版の5版。いずれも「総合もくじ」ページの同じ場所に誤記載があったとしている。
誤植が発生した要因については、
「編集部門における校正、確認ミスによるもの」
と説明。利用地域の情報自体に間違いはないという。
資料では、「ご利用のお客様さまには、大変なご迷惑をお掛けいたしますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
5版の発行部数は、合計56万3900部。当該の冊子は5月初めから末にかけて配達される。