ルール無視→逆ギレは日常茶飯事? コロナで「えげつない客」増えた...現場で働く店員の本音
会計しようとしたら「触らんといて!」
続いて紹介するのは、大阪府でコンビニ店員として働く誠也さん(仮名)の投稿だ。
コロナの影響で、誠也さんが働く店舗では客に雑誌やコミックの立ち読みを遠慮してもらっているという。とはいえ禁止ではなく、あくまで遠慮である。そのため、立ち読みをする客もいるそうだ。
「今日もマスクをせず、立ち読みをする年配のお客さんがいたので、一声かけました。気に触る言い方はしていません。『すみません。今はコロナ感染予防で立ち読みは御遠慮頂いています』って感じで言いました」
立ち読みをする人に、毎度お願いするだけでも相当なストレスを感じているように思えるが...。だが、誠也さんが対応した客は、「その時は」すんなりと話を聞いたという。
しかし、お願いをした客がペットボトルをレジに持ってきた時のことだ。
「私に『立ち読みあかんのはコロナのせいなん?』と、不機嫌そうに聞いてきました。私はそこで、お詫びしました。その後、お会計しようとしてペットボトルを触ろうとしたら『触らんといて!』と言われました。
私はレジに入る前には、必ずアルコールで手を消毒しています。なのに、そんな言い方されて、かなりムカつきました。マスクもせず、店内に長居しようとしていたくせに...。『店員が少し触るのがあかんのか!』って思いました」
客が、立ち読みできない腹いせに誠也さんに文句を付けたのか。それともペットボトルを触られたくなかったのか。それは、分からない。
誠也さんはストレスを感じながら、商品には触れずにバーコードをスキャン。本来貼るはずのシールも貼れなかったという。とはいえ、客とのやりとりもこれで終わりだ。ムカッとしながらも安堵したことだろう。しかし、客はレジから離れなかったという。
「そのまま帰るのかと思ったら『袋は!!』って、怒ってきたんです。さっきは私の手が汚いみたいな言い方をしたのに...。私の手で触る袋が欲しいのでしょうか。
嫌がらせの八つ当たりにしか思えなかったです。そんなに店員に触られたくないのなら自販機で買えばいいのに...。感染リスクに、脅えながら日々頑張っているけどこんなモチベーション下がるお客さんが多くて嫌になってきています」
店員だって、感染リスクの不安を抱えながら仕事をしていることだろう。客側へのモラルが求められること、間違いなしだ。
「忘れられない迷惑客」教えてください!
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的なエピソード(どんな客だったのか、そのポイントなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。