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誰が何のために? 三重の公園にそびえ立つ、巨大な「牛乳パック」の謎を追う

横田 絢

横田 絢

2020.05.06 06:00
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町長の発案で巨大化

三重県畜産協会のウェブサイトによると、モニュメントは2011年6月に完成した。

巨大な牛乳パックを作ろうと思いついたのは、大紀町の町長だったという。設置の目的は、町を代表する産品である大内山牛乳を、多くの人の目に止まる場所でアピールすること。

「公園の建設予定地は、高速道路と幹線道路が接続するこの町の交通の要所で、交通量も最も多いところ、そこに町を大々的にPRする広告施設を併設する。
ただ、一度作ったら長期間代り映えのしない看板ではすぐに飽きられてしまう。常に変化を持たせ人々の注目を持続できるものにしたい。
そこで、公園内に大内山牛乳のパックのモニュメントを建てもらいたい」(ウェブサイトより引用)

役場を訪れた大内山酪農農業協同組合の職員に対して町長はそう熱く語り、モニュメントが作られることになったそうだ。

周りがミニチュアに見える(大内山酪農協同組合提供)
周りがミニチュアに見える(大内山酪農協同組合提供)

編集部が同組合の営業担当者にモニュメントの評判を聞いてみると、

「大紀町や大内山牛乳の良い宣伝になると好評です。
観光客が写真を撮っている姿をよく見かけます」

とのことだった。

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